2020/05/07
いよいよエターナルのブリッジ内のディテールに着手。シートをガンガン量産したお話です。
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エターナルのブリッジですが、こんなラフな図面を書いてスタートしたことは以前お話ししました。
エターナルも作る >>ポイントはフィギュアを採寸して、イトーキのオフィスチェアの図面からシートの寸法を決め、ブリッジ内のサイズを決定したこと。人間中心設計ですね。

余談ですが、手元にある、EXモデルのエターナルにもブリッジ内がモールドされています
エグい。

で、そのラフ図面をもとにシートを作ります、、というところまでが、以前書いた記事のおさらい。
今回は完成させたシートの原型をもとに、量産するというお話です。
ちなみに、今回複製するのは11脚。内キャプテンシートが1脚です。
キャプテンシートと他のシートの主な差は肘掛です。

実は複製って、15年ぶりくらいです。で、手元にあるシリコーンとレジンは10年前に友人にもらったもの。
まず、使用できるか確認です。
このように大型プラモの箱を下に敷くと、大事故が防げます(経験あり)
手前をハサミで切って、低くするのが一手間ですが、作業が断然やりやすくなります。
主に混錬や注型作業は換気を考え、ネロブース内で行います(便利!)

テストで注型して見ました。10年前のレジンもシリコーンも使えるぞ。
いつも上のシリコーン型に余ったレジンを流して、レジン板を作ります。今回も大量に作れました。
表面は内壁に沿ってせり上げってしまうので、平滑にはならないものの、底面は水平垂直が割と出てるので工作の素材として重宝します。
このシリコーン型はこちらから購入できます。(僕はハンズで大昔に購入しました)
画材販売.jp >> リンク

一般クルーの肘掛は片面型です
塗装の皿に接着してシリコーン型を作ります。離型剤は持っていないので、メンタムを薄く筆で表面に塗布しました。

シートはこんな感じ。型を加工したりして、5個目トライ品からなんとなくまともに上がり始めました。

ウソです。全然まともじゃないけど、これでいい。一個一個製作することに比べれば、、の心境。(←この思考、今回何度も登場しました)

歩留まりが悪い。良品がなかなかできない、、。途方にくれる経営者、もしくは生産管理責任者の図

しかし、生産され続けるの図。

パーティングラインといい、色々問題あるけど前に進もう。次工程にかけよう。

パーティングラインの処理をして、気泡や欠けをパテで埋めて、本体と肘掛を接着します。
肘掛は水平かつ、床からの高さを揃えたいので、プラ板で簡単なジグを作って位置決め。さらに接着するときにはノギスで、仮押さえして、左右の揃いを確認して、、、、固定!(はあ、、、。を、11回)

で、11脚揃いましたよ!並べましたよ!気分はブリッジシートの納入業者ですよ。
「どうですか、座り心地は?」「ええ、、(略)」
しかしシートの傾きと、肘掛高さが揃ってて気持ちいいなー。

嬉しくって並べちゃいましたよ。ブリッジに納品完了ですよ。三密ですよ。

そのまま光らせちゃいました。
ここで一気に艦船模型感が出てきたような気がします。やった、、。
Twitterでシドミードっぽいとコメントもらっちゃいました。シードでミードですよ(パクリ)

そして今、複製で手を抜いたツケを払っております。表面処理が大変。戻入率100%です、、。
よって、今回はいつもより小さめの画像で投稿しています。
しかし複製は楽しいのー。
次の複製はフィギュアかのー?
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