【更新】ガンプラのオススメHow to インデックス


初心者向けとは言えないけど、決して一般的ではないけど、これまでの制作の中で発見したHow toを紹介する「ガンプラのオススメHow to」、定期的にバックナンバーをまとめております。この大型連休、家でビールでも飲みながらどうぞー。

ガンプラの オススメ How to インデックス

このタイトル画像、通しで読むと、オススメHow to stay at home、、ガンプラのオススメの家での過ごし方、、意味はぎり通ってる、、か?



最近の更新分 new!

[改修]格好いい旧キット1/60ガンダムの作り方 
[改修]格好いい旧キット1/60ガンダムの作り方 【続編】
[その他]【HG編】家で楽しむ、今、本気でオススメするガンプラ4つ+α
[その他]【MG RG編】家で楽しむ、今、本気でオススメするガンプラ6つ
[その他]オラザク大賞「The GUNDAM」の梱包はこんな感じ
[その他]展示会こそ解説が必要じゃない?



バックナンバー

[塗装] スミ入れ色の話
[塗装] ブルーグラデ塗装のちょっとしたコツ
[塗装] 色味のコントロールの話
[塗装] いつも使っている色は
[塗装] LEDとか使わずに発光して見えるビームサーベルの塗装仕上げの話

[素材] 溶きパテの話
[素材] 夏休みっぽく今回は虫ピンのお話です
[素材] パイピングについての話

[仕上げ] 仕上げ後の必須アイテム・指サック
[仕上げ] 効果的なメタリック塗装仕上げについての話
[仕上げ] 効空気感が出現する、マーキングへのオーバーコート
[仕上げ] 極薄シールで作るディテール表現
[仕上げ] リカバリーはカラを破るチャンス(かも)
[仕上げ] 妄想を刺激する、覗き込まなきゃわからないディテール
[仕上げ] 最も簡単なディテール工作 穴あけディテールの話
[仕上げ] 影部分の処理の話 
[仕上げ] 影部分処理の話 その2 穴の表現
[仕上げ] プラ板ディテールのひと手間 段オチフレーム
[仕上げ] アクセントの手段としての光沢
[仕上げ] デカールの段差処理のひと手間
[仕上げ] 伏線の回収 デカールの段差
[仕上げ] レッドポイントの作り方と貼り方の話 
[仕上げ] レッドポイントの精緻感が別世界に突入した話

{改修} 1/60の表現(ディテール工作編)
[改修] 基材を組み合わせた表現、宇宙世紀っぽいヒンジを100個作る方法
[改修] 簡単に精度の高いディテールを作る方法
[改修] 簡単に精度の高いディテールを作る方法ー続編ー
[改修] ミキシング始めるなら◯◯メカがオススメ
[改修] 装甲の厚みを感じさせる部分C面処理
[改修] ミキシングで旧キットをアップデート
[改修] C面はサフを吹くとチェックや面出しがしやすい
[改修] 楽しいミキシングを強く勧めるよ 
[改修] FW GUNDAM CONVERGEの改修の話
[改修] 手は口ほどにモノを言うの話
[改修] 異次元の精密さ エッチングパーツを使おう

[撮影] 画像は光の当て方で雰囲気が変わるよ
[撮影] ガンプラのオススメ撮影 How to まとめ
[撮影] なぜ白背景なのか?その作り方は?
[撮影] カメラ周辺の機材や小道具の話
[撮影] レフ板を使って目を光らせよう 
[撮影] 自作のグラペでコンバージを撮ろう
[撮影] 撮影環境についてー
[撮影] 新・撮影環境についてー
[撮影] ポージングと画像についてちょっとしたこと
[撮影] PGストフリをどう撮るか?
[撮影] ポージング、このわずかな空間にこだわる

[構想] PCでプロポーション検討の話
[構想] カラーリングの変更は急がば回れ

[工具] 2016年 模型とその周辺で使ってよかったもの8アイテム
[工具] こじ開けはパチ組み必需品です 
[工具] いい道具はやはりいいのだ ヤスリの話
[工具] 精度なディテールが簡単に スプリングコンパス ディバイダー 
[工具] マスク使ってる?
[工具] タガネの切れ味を復活
[工具] 新しいツールを手にいれた 最近のヤスリの話
[工具] 研げるのはタガネだけじゃない
[工具] ドレン&ダストキャッチャーII 使ってみた
[工具] 塗装の水対策
[工具] エアブラシから水がー!
[工具] 工具購入
[工具] 新兵器到着 塗装環境
[工具] 製作環境ーよく使う道具は
[工具] 製作環境ー小物入れ

[その他] フォトブックを作ろう
[その他] 最近のパッキングについて
[その他] 作業机周りをちょっと見直しました 作業台の話などなど
[その他] 模型のお守りの本
[その他] ディスプレースタンド 旧キット選手権の場合
[その他] 巨大感を演出する工夫のお話 -製作編-
[その他] iPadでモデグラ150冊 iPadのモデラー的活用
[その他] 完成癖の話
[その他] 作業スペース
[その他] モデグラを150冊自炊した
[その他] 椅子が来た








格好いい旧キット1/60ガンダムの作り方 【続編】


結構反響のありました。「格好いい旧キット1/60ガンダムの作り方」>> リンク ですが、Twitterで続編を上げたところ、こちらも好評でした。なのでTwitterで上げた続編2編をより詳しく解説し、さらに追加で各部の固定方法を記事化しました。

今回の3記事はこんな内容です
■プロポーションの検討は?
■ここまでなら数日でできます
■立たせるために各部の固定方法は?(NEW)


■プロポーションの検討は

以前当ブログの「ガンプラのオススメHow to」の記事で紹介した。
PCでプロポーション検討の話>>に詳しいのですが、
今回の旧キット1/60ガンダムでも同様にシミュレーションしました。
お手本はROBOT魂のガンダムです。なぜROBOT魂のガンダムなのかは好みとしか言いようがないのですが、特に参考にしたのが、胸と胴、肩のバランスです。どこをどう改修すればいいのか悩んでいるときに出会ったのがROBOT魂のガンダムだったのです。

60ガンダムプロポーション検討-7矢印のコピー
左からキットノーマル、1次改修、2次改修、ROBOT魂のガンダムですが、だんだんとROBOT魂のバランスに近づいてきているのがわかると思います。
左から三番目の2次改修画像のプロポーションはほぼ最終版と同じなので、フルハッチオープンガンダムの上半身はROBOT魂のコピーということになりますね。(ガンダムセンチュリーといい、How to build GUNDAM2といい、何重にコピーをして作っているのやら、、)

60ガンダムプロポーション検討-合成矢印のコピー
ROBOT魂の画像をこれらの改修画像に重ねるとこんな感じです。
左から二番目の1次改修の時に、「まだまだ胸は大きいようだが、さてさて、どれくらいの感じで詰めるべきか??」と考えていた時にこの検討をしたので、画像の重なり具合からもその後、大きく各部のバランスがROBOT魂に近づいています。こうやって指標を設定し、差分を把握することで、迷うことなく大胆にノコを入れ、スピードアップができました。いそがば回れですね。

■ここまでなら数日でできます
マジです。3日できます。

60ガンダムプロポーション検討-01

上の画像は上の画像の1次改修時点の別アングル画像ですが、実は結構いい感じです。
このまま仕上げても大きなアニメーションイメージの優しいガンダムにすることができると思います。

60ガンダムプロポーション検討

このように各ステップでの改修内容をまとめました。
繰り返しっぽくなりますが、3日でできるとしているのは上の画像、真ん中(2)の状態です。
正面から見ても、結構いい感じだと思います。ROBOT魂僕が立てたターゲットで、この方がいいと追う方もいらっしゃると思います。
上の画像に戻りますと左端(1)の状態から(2)の状態にするのに6つの改修ポイントがあります
詳しくは「格好いい旧キット1/60ガンダムの作り方」>> リンク で解説してますので参照ください。

3日といったのはエポパテの硬化を待つ工程が大きくは2回あるためです。
僕の製作スタイルはエポパテ盛ってお休みなさいなので、硬化に2晩、で、3日ということです。
以下ざっくりとその実際の工程を紹介します

【1日目】
キットを組み立てて、(要接着です)
各部品の裏に1mmプラ板を貼って補強
フェースを剥がし、頬あたりがなくなってしまうのでエポパテで埋める
胸の左右側面の幅詰めをする
胴部延長(エポパテ)をする
太ももの上端も切ってフンドシやパンツ部分との干渉をチェックする
足首の関節軸受けをきりかく
腕は方アーマーの関節軸を削除し、下方にずらせばそれなりの長さになります

【2日目】
エポパテでヘルメットに再固定(メンタムでいつでもはがせるように)
首をエポパテで作る
胴の左右幅を詰める
切り欠いた太ももをプラ板で蓋をする
ここからは次のセンテンス「立たせるために各部の固定方法は?」で紹介します


■立たせるために各部の固定方法は?

DSC00640.jpg

ここまででだいたいこんな感じになったと思います。
2日目の午後は3日目立たせるための仕込みになります
ただ立たせるだけでなく、格好よく立たせるためには、腕と股関節と足首の角度が非常に重要になってきます。僕のやり方は、エポパテで角度を決めて、軸を打って完全固定という方法です。

DSC_00.jpg

まず上の画像のオレンジ車線部分のようにエポパテを詰めて、盛って、先ほど重要だと上げた、腕、股関節、足首の角度を決めましょう。エポパテなので1時間くらいたった時(エポパテによる)の硬化し始めた頃が微調整のやりどきです。
失敗してもパテを剥がして削ってもいいし、さらに盛ってもいいし、やり直してもいいと思います。
腕あたりからやるとやりやすいと思います。
2日目の午後はその他の部分もパーツ内部に仕込めるところは仕込んでおきましょう。
そうそう、言い忘れてましたが、【1日目】の組み立て時に、スネの足首方向の先端内部はパーツの接着前にエポパテを詰めておきましょう。腕の手首付近も腕の延長をしないようでしたら、ここも接着前にエポパテを詰めておきましょう。

【3日目】
主に軸を打ち込んでポージングを固めます。
これも上の図の青い部分のように軸を打っていきますが、軸の径は2mmでも3mmでもプラ棒でもアルミ棒でもいいと思います。
ドリル方向に注目ですが、重要な腕、股関節、足首はこの方向から打ちました。空いた穴はあとでパテなどで塞げばいいんです。そういう意味では、肩から胴にかけて貫く腕の固定軸はプラ棒がいいですね。表面をツライチにできますし。(僕も確かそうしました)旧キットは大胆に加工するのがほんと楽しいです。
そうそう、この方法でドリルで穴を開けるときは細い径のドリルを使って徐々に大きくしていかないと、プラ、エポパテ層を何層も貫通するのでずれますので気をつけてくださいね。

どうでしょう?3日でできましたか?(←ええー!)
そういえば、今年のオラザク選手権に旧キット1/144ガンダムのコースができましたね。
多分、やったことないですが、想像ですが、プロポーションの改修には今回の1/60ガンダムの結構な部分で応用が効くかと思うんですが、、、どうかな??



格好いい旧キット1/60ガンダムの作り方


5月に大型モデルの旧キットの再販がありますね。その中に嬉しいことに1/60ガンダムもラインナップされています。
今回はそのガンダムを格好良く作る作り方を案内したいと思います。
オラザクで大賞をもらったThe GUNDAMにも、各ハッチの加工前の結構格好いいプロポーションの「素のガンダム」(?)の状態が存在しました。その後カレーにも肉じゃがにもなれる状態といいますか(←それわかりにくい)、今回はその格好いい「素のガンダム」状態に至るプロセスを紹介します。

DSC_0007-comのコピー3


現在1/60キットとしてはPGガンダムと旧キットが存在します。
旧キットはできの良いPGの存在のせいか、一般的にはいまいち興味を持たれていませんでしたが、実は他の旧キット同様、「少し改修すれば大化けする」傑作キットです。
カトキ氏監修以降のPGガンダムになじみ切ってしまった現在、これぞアニメーションイメージ!というガンダムに仕上げることができる唯一の存在です。
旧キットの制作って不安なんだけど?その改修レベルはどれくらいなの?と思うところは様々だと思います
今回はなるべくステップバイステップで、仕上がりレベルに合わせた改修のポイントを紹介したいと思います。
1/60という大スケールの格好いいガンダムを手に入れましょう!
そうそう、キットの値段は2000円ですよ(!!)

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大きな旧キットはキットが家にあるだけで楽しいな。

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大きな旧キットは組み立てるのも楽しいな。



■■1.旧キット共通の工作ポイント

・パーツの組み立ては要接着 流し込み系の接着剤が便利ですが、ダボが貧弱かつ接着シロ(プラ断面)が細く不均一なため
スチロール系のしっかり溶着できるものを選ぶこと
しかし、これだけでは接着後の切ったり削ったりの激しい工作には耐えられないので、接着面には裏から厚めのプラバンを
瞬着でがっちり貼り、補強を入れましょう。そうしないとパーツを力を入れて持つと、接着分割線で簡単に割れます。

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特に胴パーツと、ソール部品は必ず補強を

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腰パーツは今回全く改修しませんが、補強はしっかり入れましょう

■オススメ素材
1/60という大スケールなので、エポパテは多めに用意しましょう(フルハッチではWaveの軽量エポパテを2箱使い切りました)
Waveの軽量エポパテは効果も比較的早く、サクサク削れ、軽いので今回のような工作にはぴったりです。



ユニットどうしの角度調整や、隙間埋め、裏打ち、アルミ軸の固定などとにかく使います。
アルミ軸を固定する際に、部品の裏側にパテを裏打ちし忘れることがよくありますが、一旦閉じたパーツも、ノコで切って開いて、中にパテを仕込むような手術めいたことも日常茶飯事です。このおおらかさが旧キットのいいところです。
・あと、幅詰めや延長などでパーツをノコで切断することが多々ありますが、一方向の加工を済ませてから次の工作に進みましょう。
例えば胴部品を上下方向に延長して前後方向に幅詰めする場合、上下延長の加工が終わってから前後幅詰めに取り掛かりましょう。
二方向に一度に切断してむやみにパーツをばらばらにしないように。工作はステップバイステップがきれいに仕上げるコツです。
・同じことが全身の工作にも言えます。全身の工作もプロポーションと各パーツのディテール加工工程を分けたほうがきれいに確実に仕上がるように感じます。
旧キットは各関節のタイミングが決まるだけで、大化けするうえ、今回のような大スケールモデルだと、工程を分けたほうが進捗を感じやすく、モチベーションが右肩上がりに上がっていくと思います。
なので今回の工作もプロポーションに絞った工作を集中的にやってから、全体のレベル上げを行うことを提案したいです。

■オススメ工具
切断に使ってるノコはこの2種
タミヤのノコはあちこちの部品を切り刻む用。シモムラアレック 職人堅気 ハイパーカットソーは、主に頭部のフェース部分を切り離すような繊細な加工にオススメ。


60ガンダムプロポーション検討-3矢印のコピー


■■2.かっこいい旧キット1/60ガンダムの作り方

今回は間接固定のディスプレーモデルとして作りました。(間接作るの苦手なんです)
そうそう、頭部のみボールジョイント接続なので、ある程度素立の表情付けは可能です
まずはプロポーション改修ポイントからやってみよ
(◎は優先順位の高い工作です)

DSC_021.jpg

■頭部
・◎首を延長
・◎フェース部分を切り離し、奥と上に移動
・フェース部分下部の削り込みによる小型化
・アンテナ基部をパテで大型化

DSC01009_202004281031222df.jpg
フェース部分を切り離し、奥と上に移動するだけで、こんな感じ。
このキットホントいい表情なんですよ。
この表情の良さにに引っ張られて、その後の工作もご機嫌で進めることができるので、まずは頭部から。
フェース部分の切り離しは、フェース部分優先で、多少ヘルメット部分に傷がつくのはいいとおおらかに考えてノコを入れましょう。
そうそう、今回は全身関節は固定ですが、首の回転だけは動くようにしておくと、それだけでポージングの幅が(狭いですが)広がりますので、オススメです。
続いて、胴部、臆することなく行こう!

DSC_上半身

■胴部
・◎胸左右のダクト部分で幅詰め。中央部分の幅はキープする一方で、襟の黄色部分も幅詰めするのがポイント
・◎胸前後幅詰め
・◎胴部(赤色部分)を延長、前後幅詰め
・◎コアファイターブロック(青部分)を上下延長
あ!胸と胴部分の前後幅詰めしたような気がする、、図に書くの忘れてた!

■腰部
・無加工(股関節軸は不要)

■オススメマテリアル
そうそう、プラ板の延長や、切り詰め部分の再接着などは下の流し込み接着剤を使いました。
接着が素早くできるのに加えて、接着線が黒く残るのが、後々の試行錯誤(延長工作後に再び切って短縮とか)で役に立ちました。
今も画像を見ただけで、プラ板何枚重ねてるか、どこを切断しているか、追跡ができて大助かりです。



DSC_腕

■肩部
・肩アーマー小型化、前後幅詰め、微妙な曲面の表面をプラバンでフラット化
・肩アーマー取付位置を上方に移動

■腕部
・◎上下腕延長
・握り手、ライフル握り手を新造、、は時間がかかるので、Takuyaさんのロボマニを使うのが断然お勧めです。僕は当時いいサイズがまだなかったので、ロボマニを見ながらエポパテを削って作成しました。
STYLE-S ロボマニ丸指7L >>
 

DSC_0232.jpg

■脚部
・◎足を開いたときにフンドシ部分に干渉するモモ部分を切り欠き
・◎モモはモモ上面よりアルミ軸で胴部品底面に向けて固定
・◎足首関節をキャンセルし、角度を調整し、アルミ軸で固定
・スネと足首(関節除く)は無加工

DSC006402.jpg

2018100717220765b_20200428090308e59.jpg

ここまででだいたいこんな感じになります(コブシはキットのままですが)
以上で1/60の最高プロポーションのガンダムが出来上がりますよ。
こうやってみると原型ほとんどとどめております。

DSC01006_20200428091006edd.jpg

もう一度この画像に登場してもらいたいのですが、実はここまで2日でできます。
土曜に過去を開けてから、日曜の夕方にはこんな感じです。
顔の切り出し、胸の幅詰め(胸側面のみ)胴の延長、ももの切り欠きくらいはできちゃいます。
3連休なら、エポパテを躊躇なく使えば、股間と、足首に詰め込んで、立たせることだって可能です。
当時は試行錯誤しながらなので、今なら迷わずもっと早くできるかもです。
関節部分は角度さえ決まっちゃえば、足の裏からとかドリルで穴を通してアルミ棒なり、プラ棒なり差し込めばがっちりです。
旧キットはダイナミックに進捗が目に見えて楽しいですよ!

最高プロポーションになったところで、次はさらに見栄えのするガンダムにするための改修ポイント

■■3.さらに格好いい旧キット1/60ガンダムのレシピ


DSC_0006_20181202171514328_2020042809215131b.jpg

ちょっと味気ないですが、以下工作のレシピを紹介します。
もし余裕があれば!

■頭部
・頭部前後幅増し
・フェース部分下部の削り込みによる小型化
・アンテナ基部をパテで大型化
・頭側面のダクトの新造
・頭頂部センサー面新造
■胴部
・胸のダクト部分新造(もしくはPGガンダムから枠だけ流用)
■腰部
・フンドシのV字オーナメント新造
■肩部
・肩アーマーの厚み調整
■脚部
・ひざ下のダクト部分を開口し、インナーダクト新造
・アンクルアーマーを切り出し、角度を調整しエポパテで固定
・アンクルアーマーの厚み調整
■ランドセル
・胸部上面ギリギリまで移動
・バーニアを変更

DSC_0012_20181209180627fa6_20200428091936c46.jpg

あとはお好みで、どこまでも格好良くすることができますよ。
フルハッチオープン仕様に挑戦するのもあり。電飾もあり、フルアーマー化あり、パーフェクト化あり、今回は間接固定でしたが、フルアクション仕様に挑戦するもありです Lets!

2020,05,02 当記事の続編をアップしました。合わせてどうぞ。
>>http://matmat825.blog69.fc2.com/blog-entry-1078.html

DSC_0007-comのコピー2

以下旧キット1/60ガンダムフルハッチオープンの製作記を上げておきます。
今回のプロポーション工作編からその後のハッチ工作編を経てオラザク応募編まで、わかりやすいインデックス形式でまとめました。
もし興味がありましたら、ビールを飲みながらでもどうぞ!

DSC_0023_20191125061623efe.jpg

■プロポーション工作編
1. 早く目が覚めたからガンダム作るよ
2. 1/60旧キットガンダム作っていろいろ
3. 【制作再開】1/60ガンダム
4. 少し進んだ1/60ガンダム
5. How to build GundamのHow to buildを描いてみました
6. 1/60ガンダムの進捗を
7. 1/60ガンダムをちょっと進めたよ
8. ただいま手を作成中
9. 初・握りこぶし新造 1/60ガンダム
10. ハッチオープン前に表面処理をしないと落ち着かない
11. フルハッチオープンする前にサフを吹いた。

↑今回の記事に関係するのはこの辺りまで。
画像も結構あるので、あそこはどうなってるのか?の参考になるかなと思います。


■ハッチ開口部分工作編
12. ハッチオープン前の最終面チェック
13. いよいよハッチを開け始めた年末

■表面ディテール、内部メカ工作編
14. ディテール追加工程に突入 目標はタミヤ1/48MM
15. 冬休みはここまで
16. ハッチ部分を作り始めました
17. 内部メカや「あの」ディテールを入れた
18. 見た目あまり変わってなくても進んでいる
19. ハッチ内露出部分のメカ部制作後半戦
20. くぎりのサフ、いよいよ最終工作工程へ
21. 今この模型が机にある喜びを
22. ハッチ部分の制作前に本体ディテールを
23. 本体の加工、表面処理、ディテールほぼ終わった(かな?)
24. 作業環境を移転しながらフルハッチガンダム

■ハッチ工作編
25. 腰回りと平たいハッチができました。
26. 足首部分のハッチ完成
27. ハッチ部分ほぼ完成
28. 全身にハッチがセットされた状態に突入

■仕上げ工作編
29. 工作が終わってしまう
30. 工作終わったかな?

■塗装完成編
31. 旧キット1/60ガンダムフルハッチオープン完成しました。そして。
32. なぜフルハッチで見栄を張ったポージングなのか問題
33. 最終話 ガンダムフルハッチオープン [The GUNDAM] 公開

■オラザク応募編
フォトブックはこんな感じ(オラザク応募フォトブック全ページ)

■番外編:新たなHow to
基材を組み合わせた表現、宇宙世紀っぽいヒンジを100個作る方法
簡単に精度の高いディテールを作る方法
1/60の表現(ディテール工作編)
フォトブックを作ろう



【MG RG編】家で楽しむ、今、本気でオススメするガンプラ6つ 


新型コロナウイルスの拡散防止につき、家にいる機会が増えている昨今ですが、これを機会にガンプラなどに取り組んでははいかがでしょうか?、、なんて前回の記事では書きましたが、今回は組んで大満足の、自分で組んだことがある、そしてあまりにかっこいいので最後まで仕上げたことがある、本気でオススメするガンプラ5アイテムを紹介します。今回は長期休暇にもってこいの作りごたえのある、RG、MGシリーズから! 
今日は胴体を、今日は右足を、というように、毎日のルーティーンにするとこの状況下でも楽しく過ごせるそうですよ。

■MGガンダムバルバトス
DSC_0007_202004241835121ab.jpg
直近のMGのテクノロジー(=最新のバンダイのテクノロジー)を堪能できるバルバトス。怪獣的デザインのMSを体験できる素晴らしいキットですよ。
全然ガンダムの造形ではないのにガンダムに見える、しかし、模型を組んでわかるその特異さ!完全に再現されたガンダムフレームや、各部のシリンダーに目がいってしまいますが、隠れ(?)魅力ポイントは腕の造形。すごく豊かな造形です

DSC_0020のコピー
極端にまで決まるこのS字立ち!腰の突き出し加減が、他のMSに類を見ないものだということは組んで見てわかること。そして怨念のこもった指の表現!
各部の造形の異様さがなぜか不思議なバランスでガンダムとしてまとまっている無二のキャラクター性、それが高次元で表現されているのがこのキットです。
ちょっとでもバルバトスに興味があるのでしたら、組むべき模型です。

DSC_0003_202004241835157d7.jpg
武器も豊富で、両手に収まらない。サフ状態が僕は最もこのキットに似合ってると思うんですが。

DSC_0001のコピー4
各部を改修して、ディテールを見直して、塗装するとこんな感じ。
本当かっこいいです。



■MG ガンダムTHE ORIGIN
DSC_0024.png
次!MG ガンダムTHE ORIGIN、僕が最も好きなMGのRX-78です。

DSC_0261_20200424205926ca4.png
いきなり塗装済み完成状態ですが、プロポーションはキットのままです。めちゃくちゃ完成度が高いんです。しかもこの画像だけではない武装の充実度。
コアファイターは内蔵されてない構造ですが、その割り切りの良さがこのプロポーションにつながっているのではないかと思うと全く気にならず。

DSC_0267_202004242059274f8.png
まさにガンダム。これはきっとまた作るよ。
MGなど、そこそこ作りごたえのあるガンダムは?と問われれば、真っ先のこのガンダムをおすすめします。
外装はプレーン、メカ部分の造形は唸るものありの、甘い辛いが幾重にも続くような、どこまでも付き合える模型です(わかりにくい例えですまない)
MGガンダムVer.2.0の肩部品や武装を移植してもいい感じに仕上がるんですが、それは以下の製作記をご参照ください。

完成品記事はこちら>>




■MGウイングガンダム プロトゼロ EW
DSC_0007のコピー
ごめん、パチ組画像がなく、足首などすでにパテ盛りしてますが、このキットも実に格好いい。
スタイリッシュすぎ、プロポーション良すぎ!
ももから足首までの抑揚のあるラインを見よ!
(変形するそうですが、やったことないのでそちら方面は全く、、)

DSC_0002_202004241836138bc.jpg
シールドとライフルが付属しますが、この本体のプロポーションの良さあってのものだと。
そして何より、フェースがいいんですよ。

20140330092734d2a_2020042418361231e.jpg
結局こんな感じで仕上げました。
こればっかりですが、本当に格好いいガンダム。そう、格好いいガンダム。

完成品記事はこちら>>



■MGトールギス
DSC_0006 (1)
Wガンダムの続きはもちろんトールギス、、って流れはさておき、これも傑作キット。
見ての通り、このキットは太もも!過剰なまでの太もも!なんだよ一体!

DSC_0005_20200424183928e5f.jpg
拳の大きさも、これ以上のバランスってある?
そして背面の情報量もものすごいんです(画像なし、実物を見るべし!)
水平レイヤーに積み重ねられ、そして前方に傾倒しつつ均衡を保つこのバランス(←突き放した表現ですまない、、)

MG_Tallgeese_front-1-03_202004241839260f3.jpg
塗装済み改修済み完成品はこんな感じ
黄色部分をシルバーに変え、TV版を狙ってみました。
トールギス、しかもMG、最高。

完成品記事はこちら>>



■RGガンダムMk-II
EV3mfDDU4AAijiM.jpg
これも最初からごめんなさい。パチ組をさっさと飛び越えてサフ画像しかなかったです。
でもプロポーションは手を入れてないです。で、この格好よさですよ。
RGシリーズが発表された時は「何卒Mk-IIは出して欲しい」と切に願ったものです。
このフレームの構造とムーバブルフレームの相性は想像しただけで、めまいがしそうなほど魅力的だったからです。

EV3mftNUwAEuIX8.jpg
そしてこのフレームの再現度、、、に収まらない出来の良さ!
特に俯瞰からのビューはたまらないものがあります。

DSC_0041-00.jpg
まさにMk-II!もう一回作りたい!

完成品記事はこちら>>



■RGユニコーンガンダム
DSC_0019_20200424184125b42.jpg
さてさて、トリはRGユニコーンガンダム
画像のキットはバンデシネ限定キットで、大型のシールドがついたもの、さらにみんな持ってるHGUCフルアーマーユニコーンガンダム付属のビームガトリングガンを両腕に装着した、RGユニコーンに盛った仕様になってしまってますが、ノーマルのRGユニコーンガンダムの恐ろしいところはそのプロポーション。
HGUCからMG、PGとユニコーンはフルラインナップといってもいい人気者ですが、そのできはRGが随一だと思います。
小スケールに詰め込まれた、抽出された格好よさは是非一度組んでもらって体感して欲しい。
まさに今回のレビュー記事のトリをとるのにふさわしいキットだと思います。

RG_unicorn_L_05_202004241841235e9.jpg
きっちり仕上げるとこんな感じ。
この完成品は思うところあって、サイコフレームをメッキシルバーで塗装しましたが、もし、こんな感じもいいなと思われる方は、シルバーのスプレーを合わせて購入して、サイコフレームのランナーごとシルバーで塗装すれば、ほぼこんな感じに仕上がります。そして相当な満足感が味わえること保証いたします。

完成品記事はこちら>>



DSC01796_20200329064844aa5_20200411090629632.jpg
さてさて、作りごたえある系の6アイテムを紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
どのキットも作っても楽しいですし、組みあがりの格好よさに驚くこと請け合いです。

そうそう、ガンプラはニッパーがあると幸せになれますよ。
さらにRGはステッカーが細かいのでピンセットがあると、なおよしです。





【HG編】家で楽しむ、今、本気でオススメするガンプラ4つ+α

新型コロナウイルスの拡散防止につき、家にいる機会が増えている昨今ですが、これを機会にガンプラなどに取り組んでははいかがでしょうか?
今回は組んで大満足の、自分で組んだことがある(あまりにかっこいいので最後まで仕上げたことがある)本気でオススメするガンプラ4つ+αを紹介します。だいたい30分から2時間くらいでできちゃう、手頃な1/144スケールを中心です。

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のっけから一番のオススメ、HGストライクフリーダムガンダム(HG通し番号201)です。ウイングや武装一切つけるのを忘れてますが、なんといってもこの本体のプロポーションを見よ!です。

大小スケール比較画像
個人的にショックなのが、現在製作中の改修しまくったPGストライクフリーダムとプロポーションがほとんど同じこと。散々試行錯誤したプロポーションが、パチパチでいきなり手のひらに出現!です。しかもこのキットは先行してる部分もあるのでこれをお手本にマネしようと思います。(おい)
背面のウイング(ドラグーン)やライフルをつけた姿は自身で組んでご確認を!かっこいいですよー。
自立は背面のボリュームがすごいため少々厳しいので、ディスプレースタンドも合わせて購入すると楽しめますよー。
あ、画像の手はキット付属の手ではなく手持ちの市販品です。



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HGナラティブガンダム C-Packsもオススメ!
プロポーションもかっこよく、顔もいい!、サイコフレームの透明パーツは美しく、組んだ状態は非常に存在感があります。
しかし、僕が最も感動したのは、1/144を超えた造形の再現度です。コクピット部分など、プラキットを超えたガレージキットに近い精緻感が組み上がるいつれ溢れ出て来る素晴らしいキットです。

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皆手元にいくつかある(よね?)UC系の武器とも相性がいいので、組み合わせて遊ぶのもよしです
過去記事のレビューはこちら>>



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HG百式(HG通し番号200)もオススメ。いつかは百式と考えていた方にはぴったりのキットです。
このキットも組んで見ると、ガレージキット感がものすごい。さっきからガレージキット感、って何度も言ってますが、これは簡単に説明すると、のびのびとした格好いいプロポーションと、各部分の説得力のある造形、小スケールを感じさせない適度なディテール、ヘタリのない関節のかっちり感、それらが製品としての作り込みを感じさせ、組みあげたときに非常に高い満足感を得ることができるのです。ひと昔、ガンプラがスタジオレックレスのガレージキットのようになったらいいのにと皆が思っていた頃(思ってたよね?)があったと思いますが、ここまでのオススメガンプラ(ストフリ、ナラティブ、百式)はマスプロ製品でここまで来たかと感じさせる製品です。、、という意味のガレージキット感。
僕はよりガレージキット感を堪能すべく、手はすぐに市販品に変えてしまいます。(上のストフリのように)
手は非常に各サイズが揃っているロボマニがオススメですよー
Style-sのロボマニ>>
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4つめのキットはHGBF 1/144 ケルディムガンダムサーガ TYPE.GBFです
このキット、ベースは上の新し目のガンプラに比べると00ガンダム時代のものなので少し古いですが、全く古さを感じさせません。そもそも00シリーズは傑作揃いなんですよ。
この画像のように非常に格好いい、しかも透明パーツの効果的な使い方が製品の充実感を高めた素晴らしいキットだったところに、このキットにはライフル系の武器がたっぷり追加されています。
プレーバリューがめちゃくちゃ高いんですよ。

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僕は組んでみたところあまりに格好いいので、そのまま表面処理して塗装して仕上げてしまいました。
なぜそんな気になってしまうか?組んで見ると共感してもらえるかもしれません。
完成品の画像はこちら>>
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DSC_0035のコピー
最後はガンプラではないですが、30MMシリーズを紹介します。
発売直後は品薄でしたが、今はかなり手に入りやすい状況です。
・発売当時に書いた記事がこちら>>
・オプションパーツに手を出した時の記事がこちら>>
これもケルディムガンダム同様、組んでその格好よさに一気に塗装までやってしまいました
オラザクに応募する作品の制作の合間にわーって勢いで作ったので、粗粗ですが、めちゃくちゃ楽しかった。

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そして今こんな感じになっています。
キットを買うときにオプションパーツも今は色々出てますし、ガンプラのビルドダイバーズのパーツやビルドファイターズ、ビルドダイバーズのウエポンキットとも相性がいいので、合わせて購入すると相当楽しめると思います。
実際この画像の背面の武装はビルドダイバーズものですが、どうでしょうか?
本体を組んだのは昨年の夏ですが、格好良さげなパーツを見つけると購入し、取っ替え引っ替え組み込んで遊んでしまいます。



今後も家でいかに楽しむか?は大きなテーマですし、この状況はまだまだ続くものと思われます。最高のキットを組んで飾って楽しむもよし、30MMのように、パーツを追加し、組み替えながら変化も楽しむもよし。
模型は楽しいですね。

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そうそう、ガンプラはニッパーがあると相当幸せになれるよ。