親子モデリングのススメ

昨日のTwitterのスペースにスピーカーで、子育て真っ最中のモデラーさんが「親子モデリングの記事をもう一回あげてほしい」、という嬉しいリクエストをもらいましたので、大喜びで再掲載します
「親子モデリング」とは、2001-2003年、まだ息子が幼かった頃に、小さい子供がいながらどのようにして模型を作成していたか?どう一緒にプラモを作っていたのか?、、の覚書として不定期にHP「mat modeling service 」に掲載していた記事です。ジオシティーのサービス終了とともに見ることができない状態でした。

2005年に赴任のため一度模型から離れた際に記事をまとめたことがあり、一部追記があったりします
各章短いのですぐに読めると思います。
よければどうぞ〜!

CIMG0470 (1)

1 プラモはできるよ
「!!!!!(←声には出せない悲鳴、いきなりですが)」
子供(当時1歳)が作業していた机に上って、デザインナイフの刃でPalm(PDA)の画面をなぞってる~!しかも仕上げ段階のプラモが机から転落?!ちょっとトイレに立った隙に・・。
・・少々説明的になりましたが、プラモを本格的に再開した当時の僕の作業環境はこんな感じ。
部屋どうしはふすまで仕切られ、赤ちゃんですら往来自在。においも音もつつぬけ。
よって特定の作業場所なんかなくプラモとツールボックス持ってうろうろと・・。
「結婚するとプラモができなくなる」とはよく聞きますが、 こんな状況のなか、子供ができてからプラモを始めるというのもすごいかも・・とかいいながら結構のんびりやってたのも事実。
そしてしばらくしてHP運営をはじめたのですが、当時のキャッチが
「場所がなくても、小さな子供がいてもプラモはできるよ。モバイルモデラーのススメ」
というようなものでした。プラモを作りたいけど場所が、子供が、ツマが、世間体(←うんうん)が・・。という方にあらためてヒトコト。

「プラモはできる(と思う)よ」

うん。 

2005年追記:子供、このころまだ1歳、とても一緒にプラモなんて考えられない、、。

CIMG3191 (2)

2 モバイルモデラー 
実は僕も小中学生時代はガンプラブームにどっぷりはまったクチで、勉強机は作業机と化し、 いつも作業スタンバイ状態でした。片付けといえば瓶の蓋を閉めるくらい。
今、webで見る多くのモデラーさんの作業環境はまさに小中学生時代の僕の机上のよう(←す、すみません!)。そんな作業環境もほんとはうらやましいのですが、前回の話のように、いつもデザインナイフが転がっていて、 部屋に鍵がかけられなくて、小さい子供が出入り自由というのではあまりにも危険。(子供も製作途中のプラモも危険)
そこでとった策は作業部屋を作るのではなく、作業環境を持って歩くことです。キモはツールボックスと作業マット。
部屋に鍵をつけるのではなく。危険な道具が詰まったツールボックスに小さい鍵をつけることにしました。
その日の最適な場所に行って作業して、そして作業が終わればすべてきれいに片付けるというスタイルです。
やってみると最初は面倒でしたが、なかなか僕にはあってたようです。
TV見ながら作業できたり、ツマと話ししながら、涼しいところで、ニオイの抜けやすいところで・・。
というように。さらにいつも片付いてるのでツマの受けもよい(あたりまえか)とっさの来客にも対応可。といい感じなのです。
これで工作場所の確保はOK?(←おい!?)

2005年追記:実際にモバイルモデラーをやっていたのは、子供が1歳~3歳くらいまでの間。
今でも同じツールボックスと作業マットを使ってますが、昨年作業スペースを確保しました。でも作業ごとに清掃する習慣は珍しく継続中。

これが当時の「制作環境」というHPのモバイルモデラーの記事です。いい機会なのでこれも再掲載します
スクリーンショット 2021-09
言いたいことは同じ。「プラモはできるよ」


CIMG0387 (1)

3 模型雑誌を切り抜け!
今回はちょっといろんな意味でトホホが入ってるので、フィギュア好きの方は読まないように。
実はプラモやってて、ツマの受けが一番よくないのが模型雑誌。
「私はいいけど、子供がそれみるやん。」とごもっとも。
それとは「フィギュア」、特に美少女フィギュアが多く載っている号は買うのもパスします。そうでもない月も実は子供が結構見たりするので、ソレ系フィギュア関連の記事は買った日に切り抜きます。もうモデグラなんてただでさえ薄いのに、真中あたりの十数ページを切り抜くと、ほんとにうすうすになっちゃいます。 もう、買ったばかりの雑誌にこんなことやってる人いる?(涙) 
戦時中の検閲ってこんな感じだったのでしょうか?僕自身は美少女フィギュアに興味はないですが、こんな感じなのでもうトホホです。安心して買えるガンプラ掲載誌キボー!!

CIMG1423 (1)

4 無臭モデリング 
数年前、僕の通勤時間は往復4時間弱でした。当然帰宅後のモデリングなんてまったくできず。
それよりも子供の夜泣きが長い期間続いて、しかも車に乗せないと寝ないものですから、一晩100km走った夜もたびたびでした(こっちが泣き・・)。そんな毎日だったので、週末の早朝だけ製作するというスタイルでやっていました(今でも基本的に週末だけですが)
おいおいmat、今回のタイトルは「無臭モデリング」だぞ、、という声も聞こえてきそうですが、ここからです。
で、週末しか製作しないと言うことは逆に言うと乾燥時間がふんだんに取れるということです。今は「待たないモデリング」全盛ですから、瞬着+硬化促進スプレー、アルテコ、速乾ポリパテ・・などなど多くの方が使ってると思います。しかし、これらの待たせないマテリアルは臭いも結構なものがあります。はい、つながりました。
乾燥には時間がかかるかもしれないが臭いは無し、またはそこそこというマテリアルを見直してはどうでしょう?
タミヤやウエーブのエポパテ、タミヤセメント(においはしますが瞬着+乾燥促進スプレーに比べると・・換気さえ気をつければ・・)などなど、どんなマテリアルでも1週間乾燥(硬化)させたらばっちりです。
あとは塗料か、、、コピックだけじゃなあ、、あ、間違ってもツマに「除光液よりニオイまし」みたいなことは言わないように・・僕は言っちゃいましたが。

2005年追記:最近モデグラで知ったのですがオレンジからつくられるリモネン系接着剤はきつい臭いもしないそうですね。でも実際模型店で手にしてみたらおいしそうなにおいが、、。これはこれで危険かも(笑)え?溶剤もあるの?


CIMG2790 (1)

5 親子モデリング 工作編 
子供と初めて一緒にプラモを作ったのは、3歳くらいの時です(子供がね)。
確か1/144のデュエルガンダム(300円)。ホントは自分も興味があるのに購入時に「子供がほしがって、、」という風を装ってもばれてるもんですね。お店の人にもツマにも(笑)。
えーと、それ以来そのシリーズにはお世話になってます。ガンプラについては、なんでもっとエッジを立てて設計しないかなあ?といつもは思いますが、このときだけはその親切設計に感謝です。そんなものです。
子供はポリキャップのことを「お豆さん」といってますが、1種類しかないお豆さんのグッドデザインにも感謝。すぐにニッパーも使えて一人で組み立てられるようになりました。しかし関節の弱さは今も昔も同じ。時空を超えて股関節には親子で泣きです。そこで親としては軸うちのスキルが求められます。
折れるのを見越して最初に打っておくのも手ですが、子供はがーーっと一気に作りたいらしく、そのスキを与えてくれません。よって事故発生後の号泣とともに軸うち開始。僕は0.7mmの穴をピンバイスで開け、同径の虫ピンを切って軸にしています。そしてアルテコやプラリペアを使ってガッチリ固定!、、といきたいのですが。やっぱりまた折ってしまいます。ひどいのは四肢全部やったりしました(とほほ)。最近の1/144SEEDシリーズは軸もポリなのでだいぶ改善されましたね。それでも折ってますが。でもこれってどうすればいいの?それに実際0.7mm径じゃ折れたときに軸が飛び出しそうで危ない、、どうすれば?と思ってるうちに子供は成長。めっきり折らなくなりました。(←無責任?)

■必要なモノ(子供)
・ニッパー(なるべく軽い力で良く切れるヤツ、タミヤの薄刃ニッパーがベストなので すが、、)
・はさみ(ビニール袋を切るため)

■必要なモノ(大人)
・瞬着(アンテナなどぽろぽろとれる部品は知らんぷりして本体にくっつけちゃう、ぽろぽろ取れるとうるさいから)
 あと関節がゆるゆるだと怒るからあらかじめ瞬着で関節をきつくしておくのも手です
・あとは上記軸打ちセット。

2005年追記:はじめてプラモ(1/144のデュエルガンダム)を手にしてからはや2年、、。5歳にもなると手慣れたモノで、MGなんかも説明書をみながらこなせてしまいます。でも膝関節が前後逆だったりしますが。


CIMG0565 (1)

6 親子モデリング 仕上げ編
工作編の続き>>買ってきて一気に作りあげたらシールを貼ります。目の部分なんかはピンセットがないと貼りにくいですが、そのピンセットの扱いもすぐに慣れます(子供ってすげー)。
で、次は塗装だなー。などと当時子供の年齢など考えないで、ガンダムマーカーセットなどを買ってきてやらせたのですが、マーカーの出が悪くなったときに軸をコンコンとさせることだけ覚えて、コンコンやりすぎでどばーっと、、フローリングに、、。やっちゃいました(借家なのに、、)。
で、次に使ってみたのがポスカ(水性の顔料系マーカー)これが意外と良かった。乾燥するとガシガシ遊んでも結構平気(多少はがれますが)。最初につや消しスプレーをプラモ全体に吹いて下地を作っておくとなおいいようです。楽しくて僕もはまりました。さらに僕の完成品なんかも見ているので、スミ入れをやりたいといいだし、極細ペンでお気軽にスミ入れ。これもやってみると楽しい
こうして振り返ると、組み立てにはパズル的要素が、塗装には色塗り的要素があって結構子供も工夫してます。何度も塗り重ねて楽しんでるし、、。多少の周囲の汚れは我慢しないといかんかな?

■必要なモノ(子供)
・ピンセット(シール貼り、特に目の部分を貼るにはあった方がいいです。ゆがむとうるさいし)
・ポスカなどのマーカー
 つや消しスプレーをプラモ全体に吹いて下地を作っておけば100均の水性マーカーでもいけると思う。(でも暗い色の上に明るい色は塗れないですが)

■必要なモノ(大人)
・ピンセット(これで目のシールを貼ってあげると尊敬されます。最初は。)
・周囲が汚れてもヨシとする心構えと溶剤もしくは洗剤(新聞紙をひいたりして完璧を期してもどこかにつきます。カレーうどんのように)

oyako-4.jpg

上の画像はウルトラマンのソフビにマーカーで塗装し、エポパテを盛り、メタルビーズをふんだんに埋め込んだもの(撮影:子供)。かっこいいー。


CIMG0945 (1)

7 親子モデリング お風呂編 
作ったプラモをお風呂に入れて遊びたくなるのは子供のサガか?
ポスカ(水性顔料系マーカー)で塗った、しかもシールを貼ったモノをお風呂に入れても大丈夫? 
実際やってみるとお湯がみるみる真っ黒に、、とはなりませんでした。
色を塗った部分も乾燥すると意外と丈夫。でもエッジから簡単にはがれていきます。
しかしもともとそうまく塗り分けられていたものでもなく、あまり気にしてない様子。シールも意外と丈夫。
でもお風呂から上がってタオルでうっかり拭くとアンテナとか折っちゃう(→号泣)。
それはそうとお風呂で遊ぶとポリキャップ周辺の関節が緩くなるような気がします。熱のせい?でもお風呂から上がってしばらくしてもゆるゆるのまま、、あれ?


CIMG0573 (1)

8 子守りモデリング(2005年追記)
好きなことをやってる都合、子供を引き受けつつ製作することが多かったのですが、そのときの製作姿勢といったら何と言いますか、、塗装時以外はこんな感じ(上画像)でした(実はZZあたりからアストレイくらいまで)。エポパテで遊ばせてたり、簡単に色を塗らせたり、一緒に歌を唄いながらのモデリング。僕のヤスリがけには癖があるらしく、2~3ヤスったら、ふっと息を吹きかけるのです。それを真似されたり、、。実際邪魔なことこの上ないのですが、だいぶ大きくなった今となってはすでに懐かしくもあります。大変だけど濃密な時間だったのだなあと、、。今でも並んで何かしら作ったり絵を描いたりしています。

あとがき
息子も今は家から出て、大学生をやっています。子供時代の英才教育のせいか、模型は作らないものの、イラストやCGなどで「そっち方面」の能力を発揮しているようで頼もしいです。
こうして改めて画像や記事を見てみると、「小さい頃はあっという間(誰?そんなこと言ってるのは?)?今は子育て渦中でそれどころじゃねー、、」、、という当時の僕の声が聞こえてきそうです。
でも本当に今そう思うんだから仕方がないですね。この一緒に模型を作っていた時期は本当にあっという間でした。

ではでは!


【Ver.Ka編】GWに作ろう!本気でオススメするガンプラ


今年もやってきますねGWが!
そしてまたやりますよ、僕が作ってみたことのある「本気でオススメするガンプラ」ですが、今回は【Ver.Ka編】でございます。
今まさに今年のGWは何かプラモでも、、と考えてる方にはぜひ参考にしてほしいです。
ちなみに昨年は以下の2つを強力レコメンドしました。こちらもいまだ健在の素晴らしいアイテムなのでみてくださいね
【HG編】家で楽しむ、今、本気でオススメするガンプラ4つ+α>>
【MG RG編】家で楽しむ、今、本気でオススメするガンプラ6つ>>

さてさて話は戻って、今回はなぜ【Ver.Ka編】なのか!
ガンプラの中でもVer.Kaモデルはもはやサブブランド化した特別なシリーズです。
カトキハジメ氏の徹底した監修のもと、他のMGとは一線を画す品質を保証されたシリーズです
では何が他のMGとは異なるのか?何が魅力なのか?簡単に紹介しますね。

00100lrPORTRAIT_00100_BURST20200802181851931_COVER_202104192205446c7.jpg 
まずはボックスアート! このホワイトバックにこれ以上格好いい素立ちポージングがありますか?と言わんばかりの美しいイラストですよ。
パチパチ組んで、このポージングにして飾ればうっとりするようなガンプラの完成です。
ボックスアートを彩るフォントもレイアウトもいい感じです。

DSC_0008_20210419220437c62.jpg
次のポイントは組み立て説明書です。
表紙の格好いいバストアップ画像も特別感ありますが、中身も単なる組み立て説明書にあらず。

DSC_0007_20210419220436714.jpg
このようにMSの設定画稿やなかなか見つからなかったスケッチや、このキットの開発インタビューなどキットによって内容は異なりますが、読み物としても成立する内容で、制作途中に読めばモチベーションの向上に、または明日から制作に取り掛かろうという時には就寝時にベットで読めばこの趣味の豊かさを感じることができるはず。

DSC_0001_20210419220432612.jpg
そして肝心の製品では、僕が【Ver.Ka】でもっとも好きなのが、その樹脂の成型色です。
こだわりの樹脂調色を持って、この色以外ありえない!というレベルで、時に甘美なまでの色調にクラクラしてしまいます。しかもその感覚が組み上がるまで途切れずに続くのです、、ああ、、。


、、ということで本気のオススメの【Ver.Ka】を紹介します。


■MG FAZZ Ver.Ka

まずは大型キットです、MG FAZZ Ver.Ka!
かつて発売されたMG FAZZやMGZZの実質ver.2.0です。
DSC_0042_20210419220458fdb.jpg
その追加外装は着膨れすることなく、非常に格好いい。ZZガンダム造形の頭部も付属しますので、追加外装を付けずにグレーの強化型ZZとしても楽しむことができます。(バックパックはFAZZ仕様になりますが)
ZZガンダムといえば、腕などは変形機構がオミットされていますので変形はできませんが、そんなのどうでもいいよね(おい!)

MGZZ-04_20210419220516718.jpg
僕はMGZZガンダムVer.Kaとニコイチしてこんなものを作成しましたが、パチ組でも十分楽しめました。
大型キットなので、「今日は胴体」「今日は武器」みたいに1週間くらいかけてゆっくり味わうのも絶対楽しいですよ。
コアファイターも2つついてるし。
そうそう、MG FAZZ Ver.Kaは組み立て説明書通りに作るのが楽しいよ。よー考えられてる。

■制作記事はこちら>>




■MG ウイングガンダム Ver.Ka

次はVer.Ka初期に発売されたMG ウイングガンダム Ver.Kaです
MG-wing-ka-before-08.png
実はこのキットがVer.Ka最高なのでは?と密かに思っているキットです。
当時、ひょっとして幻?と思っていたウイングガンダム Ver.Kaのまさかのキット化。
そのキットの出来の良さ、この大量の武装、何より成型色のとろけるような綺麗さ。(パチ組画像がなくて申し訳ない)
あとドライデカールのデザインの良さも挙げておきたい。

MG-wing-ka-before-02.jpg
最近MGウイングガンダムゼロカスタムVer.Kaも発売されたので、このウイングガンダム Ver.Kaも旧キット化されてしまいそうですが、いやいやいや、このキットの魅力は続くと思いますよ。
そうそう、背面の羽が巨大なので、ディスプレイスタンドも一緒に購入すると完璧です。




■MG νガンダム Ver.Ka

次!当時まさかのVer.KaだったMG νガンダム Ver.Kaです!
DSC_0021_202104192204551ce.jpg
MGユニコーンガンダム以降の同系列機体(?)なので、当然のようにサイコフレーム表現としての走行から垣間見えるクリアパーツ構成です。
発表当時は??でしたが組んでみるとハッタリが効いて格好いい!最強ガンダムデザインのνガンダムにあのユニコーンガンダムのケレンを移植したのだから模型映えしないわけがなかろうもんですよ。(もん?)


DSC_0042-01.jpg
聞き流してほしいですが、フィンファンネルがなくったって格好いいですよ。臆せずトライ!(いや、フィンファンネルとの組み立て後の姿はその数倍の格好よさですが)

■制作記事はこちら>>



ここからはVer.Kaキットではないですが、ほぼVer.Kaのキットを紹介します。
こうなってくると何を持ってVer.Kaかという気もしますが気にしない。めちゃくちゃいいキットだし。

■MG ガンダム THE ORIGIN

DSC_0024_202104192240456f8.png
MG ガンダムTHE ORIGIN、僕が最も好きなMGのRX-78です。

DSC_0261.jpg
いきなり塗装済み完成状態ですが、プロポーションはキットのままです。めちゃくちゃ完成度が高いんです。しかもこの画像だけではない武装の充実度。
コアファイターは内蔵されてない構造ですが、その割り切りの良さがこのプロポーションにつながっているのではないかと思うと全く気にならず。
MGなど、そこそこ作りごたえのあるガンダムは?と問われれば、真っ先のこのガンダムをおすすめします。
外装はプレーン、メカ部分の造形は唸るものありの、甘い辛いが幾重にも続くような、どこまでも付き合える模型です(わかりにくい例えですまない)
MGガンダムVer.2.0の肩部品や武装を移植してもいい感じに仕上がるんですが、それは以下の製作記をご参照ください。
まさにガンダム。これはきっとまた作るよ。

■制作記事はこちら>>



■MGトールギス

202004241839257e7_20210419224044a87.jpg
これも傑作キット。
見ての通り、このキットは太もも!過剰なまでの太もも!なんだよ一体!

MG_Tallgeese_comparison-11_20210419221401d27.jpg
拳の大きさも、これ以上のバランスってある?
そして背面の情報量もものすごいんです(画像なし、実物を見るべし!)
水平レイヤーに積み重ねられ、そして前方に傾倒しつつ均衡を保つこのバランス(←突き放した表現ですまない、、)
塗装済み改修済み完成品は画像左な感じ
黄色部分をシルバーに変え、TV版を狙ってみました。
トールギス、しかもMG、最高。

■制作記事はこちら>>



次はMG ∀ガンダム。実はVer.KaキットよりVer.kaらしいキットです

■MG ∀ガンダム

DSC_0005_20210419220434638.jpg
、、でも残念ながら現在Amazonでは異常な価格だし、店頭にあればラッキーです。
そんなラッキーなみなさんにはその組み立て説明書を見てほしい。Ver.KaキットよりVer.kaらしいキット、、というかシドミードカバーアルバムVer.kaというか、最高なのです。機会があれば是非!

そんな感じで今年のGW突入前の本気のオススメキット紹介の企画はVer.Ka特集でした。
最近は作りたいガンプラが潤沢に店頭にあるわけではない状況なのですが、Ver.Kaは主役機メインのせいか比較的手に入りやすいように感じます。お好みのキットを手にいれて、みなさま、いい連休を!


そうそう、ガンプラはニッパーがあると相当幸せになれるよ。





黒接着剤は未来の自分への備忘録


オラザクに応募するため旧キット 1/60 ガンダムのプロポーションを変更するために、各部の延長、縮小を行いました
また、フルハッチオープン仕様にするために各面に穴をあけたり穴の形を整えたりしました。
そんな工作全般に使っていたのがこのクレオスのMr.セメント SPB(ブラック)です。

kuro.jpg


みなさんご存知の通り、Mr.セメント SP という姉妹商品があるのですが、これは流し込み系の接着剤で、乾燥時間がとても早い(瞬間接着剤並み?)のが特徴です。

パーツを接着するも、接着剤をつけた場所から乾燥(溶着)していくので、短時間で合わせ目消し作業にはいれる便利商品です。しかも接着力がなかなか強力で、ガンダム系の額のアンテナが折れても、うまく接着できれば、折れた部分の成型にも耐えるくらいで、僕は組み立てに、成型に、修正にいつも頼りにしています(そうそう、ハッチの本体への小接着面同士の接着もすべてこれでした)。今回お話ししたいのはその黒版であるMr.セメントSPB(ブラック)です。ちなみに色以外は Mr.セメント SP と性能は変わらないそうです。

なぜ Mr.セメント SPB(ブラック)なのか?
それは制作中の現在の自分と未来の自分のために使っているのです。
ますます??ですね。
それでは「これだから黒はやめられない」ポイントをを上げますね

ポイントその1 接着されている部分がわかる

DSC_0025_202102201121218ec.jpg
例えばHGUCフルアーマーユニコーンガンダムのプロペラントタンクは見事な竹割構成なのですが、これを接着しましょう。

DSC_0023_20210220112122072.jpg
どうでしょうかMr.セメントSPB(ブラック)なら、「ここまで流れた」のが白と黒の高コントラストで一目瞭然です

この接着剤は流し込み系なので、その使い方は、軽くパーツを組んで、そのパーツ同士のわずかな隙間に付属の刷毛を使って、つつーとスミ入れのように流して塗布します。その際、黒以外の多くの成型色のパーツで、どこまで接着剤が届いているのかわかりやすいのです。これが現在の自分のため

ポイントその2 改修ポイントがわかる
これが未来の自分のためなんですが、改修ポイントの記録に非常に役立つのです。

DSC_0233.jpg

例えば、旧キット1/60ガンダムでは胴幅を短縮するために切断して再接着した跡が黒く残っているので、「あ、ここで切断して再接着したんだ」と分かります。
腕は腕パーツを切断して、何枚も1mmプラ板を重ねたものを挟み込んで再接着しているので、プラ板を重ねた数もその黒い接着あとから「あ、二の腕はここで4mm延長したんだ」と分かります。

全身のハッチもリューターを使った雑なカットの仕方も、ハッチ穴の隅に三角形のプラ板を貼り付けて隅切り形状を表現しているのも一目瞭然です。

DSC_0054_202102201119537d0.jpg

DSC_0104_202102201119512ba.jpg

、、というように僕は制作工程をいちいち撮影しているのですが、どこを切った?何ミリ延長した?どのようにしてその形状を作った?などはメモを取ってるわけではないので忘れてしまいます。しかし画像にはしっかりとあとが記録されており、かなりのところまでトレースすることができます。
さらに、今回はオラザクに出品する際に、どこをどのように改修したかを説明する必要があったのですが、改修跡の画像を使えば百聞は一見に、、なのです。

EuWbYD8U4AQu9ES.jpg

これが透明接着剤だったら成型色と同化してしまうのでどこを改修したのか一目で伝えるのは厳しいと思います。
このようにいいとこだらけの Mr.セメント SPB(ブラック)ですが、製作途中画像が少し汚くなってしまうのが気になるかな?ニュートラルグレー (サフ色)くらいのMr.セメント SPG(グレー)が発売されると最高なのだけれど。

でもブラックもぜひ使ってみてはどうでしょうか?おススメです。

【更新】ガンプラのオススメHow to インデックス


初心者向けとは言えないけど、決して一般的ではないけど、これまでの制作の中で発見したHow toを紹介する「ガンプラのオススメHow to」、定期的にバックナンバーをまとめております。この週末に、家でビールでも飲みながらどうぞー。

ガンプラのおすすめHow to

最近の更新分 new!

コンテスト締め切り前のTo do リスト



バックナンバー

[塗装] スミ入れ色の話
[塗装] ブルーグラデ塗装のちょっとしたコツ
[塗装] 色味のコントロールの話
[塗装] いつも使っている色は
[塗装] LEDとか使わずに発光して見えるビームサーベルの塗装仕上げの話

[素材] 溶きパテの話
[素材] 夏休みっぽく今回は虫ピンのお話です
[素材] パイピングについての話

[仕上げ] 仕上げ後の必須アイテム・指サック
[仕上げ] 効果的なメタリック塗装仕上げについての話
[仕上げ] 効空気感が出現する、マーキングへのオーバーコート
[仕上げ] 極薄シールで作るディテール表現
[仕上げ] リカバリーはカラを破るチャンス(かも)
[仕上げ] 妄想を刺激する、覗き込まなきゃわからないディテール
[仕上げ] 最も簡単なディテール工作 穴あけディテールの話
[仕上げ] 影部分の処理の話 
[仕上げ] 影部分処理の話 その2 穴の表現
[仕上げ] プラ板ディテールのひと手間 段オチフレーム
[仕上げ] アクセントの手段としての光沢
[仕上げ] デカールの段差処理のひと手間
[仕上げ] 伏線の回収 デカールの段差
[仕上げ] レッドポイントの作り方と貼り方の話 
[仕上げ] レッドポイントの精緻感が別世界に突入した話


[改修] 格好いい旧キット1/60ガンダムの作り方 

[改修] 格好いい旧キット1/60ガンダムの作り方 【続編】
[改修] 1/60の表現(ディテール工作編)
[改修] 基材を組み合わせた表現、宇宙世紀っぽいヒンジを100個作る方法
[改修] 簡単に精度の高いディテールを作る方法
[改修] 簡単に精度の高いディテールを作る方法ー続編ー
[改修] ミキシング始めるなら◯◯メカがオススメ
[改修] 装甲の厚みを感じさせる部分C面処理
[改修] ミキシングで旧キットをアップデート
[改修] C面はサフを吹くとチェックや面出しがしやすい
[改修] 楽しいミキシングを強く勧めるよ 
[改修] FW GUNDAM CONVERGEの改修の話
[改修] 手は口ほどにモノを言うの話
[改修] 異次元の精密さ エッチングパーツを使おう

[撮影] 画像は光の当て方で雰囲気が変わるよ
[撮影] ガンプラのオススメ撮影 How to まとめ
[撮影] なぜ白背景なのか?その作り方は?
[撮影] カメラ周辺の機材や小道具の話
[撮影] レフ板を使って目を光らせよう 
[撮影] 自作のグラペでコンバージを撮ろう
[撮影] 撮影環境についてー
[撮影] 新・撮影環境についてー
[撮影] ポージングと画像についてちょっとしたこと
[撮影] PGストフリをどう撮るか?
[撮影] ポージング、このわずかな空間にこだわる

[構想] PCでプロポーション検討の話
[構想] カラーリングの変更は急がば回れ

[工具] 2016年 模型とその周辺で使ってよかったもの8アイテム
[工具] こじ開けはパチ組み必需品です 
[工具] いい道具はやはりいいのだ ヤスリの話
[工具] 精度なディテールが簡単に スプリングコンパス ディバイダー 
[工具] マスク使ってる?
[工具] タガネの切れ味を復活
[工具] 新しいツールを手にいれた 最近のヤスリの話
[工具] 研げるのはタガネだけじゃない
[工具] ドレン&ダストキャッチャーII 使ってみた
[工具] 塗装の水対策
[工具] エアブラシから水がー!
[工具] 工具購入
[工具] 新兵器到着 塗装環境
[工具] 製作環境ーよく使う道具は
[工具] 製作環境ー小物入れ

[その他] 【HG編】家で楽しむ、今、本気でオススメするガンプラ4つ+α

[その他] 【MG RG編】家で楽しむ、今、本気でオススメするガンプラ6つ
[その他]  オラザク大賞「The GUNDAM」の梱包はこんな感じ
[その他]  展示会こそ解説が必要じゃない?
[その他] フォトブックを作ろう
[その他] 最近のパッキングについて
[その他] 作業机周りをちょっと見直しました 作業台の話などなど
[その他] 模型のお守りの本
[その他] ディスプレースタンド 旧キット選手権の場合
[その他] 巨大感を演出する工夫のお話 -製作編-
[その他] iPadでモデグラ150冊 iPadのモデラー的活用
[その他] 完成癖の話
[その他] 作業スペース
[その他] モデグラを150冊自炊した
[その他] 椅子が来た








コンテスト締め切り前のTo do リスト


オラザクなどのコンテストに応募するときは、その制作の最終コーナーあたりでやることが膨大になってきます。
制作そのものが間に合わないかもしれないし、あれもこれもやらないといけない、と頭が混乱してきます。
今回はそんなバタバタした時期にやるべきこと、計画の立て方のお話です。
いつも通りmat modeling serviceの主観というか、昨年のオラザク選手権で実践して気づいたことの紹介ですので、みなさん参考になりそうな部分のみ抜き出して試してもらえたら。
(この記事は昨年の応募直後くらいに書いたので、時制がおかしなところがあるかもです)

IMG_0536_20190815185048982_202007110840109e8.jpg

まずは作成したToDoリストを紹介しますので、この順で詳細を説明します

■コンテスト締め切り前後のTo do リスト
----締め切り1か月前〜2週間前----
□写真集の発注先の決定(納期時期の確認)(念のため2回発注できるような日程検討)
□制作To Doリストをベースにラストスパート
□完成!
----締め切り2週間前----
□写真のラフ撮影(テスト)
□画像を見て分かった修正箇所の処理
□屋内撮影セットの改修
□写真の撮影(屋外)
□写真の撮影(屋内セット)
□画像の選定、編集
----締め切り1週間前----
□写真集の発注
----締め切り1日前----
□キメ画像の貼るパネ、送付封筒購入
□キメ画像のプリントサービス
□キメ画像のパネル化(2カット)
□応募コメント、エントリーシート記入
□Twitterでの応募告知
□応募! お疲れ様です!


では順を追って説明しますね

□写真集の発注先の決定(納期時期の確認)

IMG_0673_202007110807578a0.jpg

いきなりそこ?と感じる方もいらっしゃると思いますが、そこからスタートしました。
仕事でもそうですが、誰かにやってもらうことをしっかり計画に入れて、そこを中心に作業を進めることが重要だと思います。
今回はプレゼンにプリントサービスを利用した写真集を使うことを前から決めていました。
プレゼン資料は審査員に伝えたい部分が伝わるかどうかが重要なので、手法はどうでもいいと思いますが、本の形式なので紙面に載った時がイメージしやすい、ページ構成など工夫することができるので、見やすいものになりやすい、という利点があると思いますが、自分で本のようなものを作ってみたかった、というのが大きかったと思います。
一方で、クリアファイルを使ったプレゼンが大多数と思いますが、画像をきれいに大きくプリントして、それをクリアファイルに入れれば、すべて自分で締め切り直前までコントロールできるので、締め切り間際まで粘って品質を上げることができます。
なので、写真集発注から納品までどれくらいの期間が必要になるかを知ったうえで、制作最終コーナーの計画を立てる必要があります。
僕の使ったサービスの納期は1週間かかるということだったので、1回目の上り具合が厳しかった場合データ修正して再発注するケースを考えて、2週間+データ修正の期間を計画に織り込むことにしました。
今回はWebでサービスを絞り込んでいきましたが、のちにキタムラに大判出力をしに行ったときに、キタムラでやっている写真集サービスの見本が置いてありました。余裕のある時に一度ヨドバシでも、ビックカメラでもガンプラを見るついでに店舗に行って、写真集の質と納期と価格を確認するといいと思います。

9/2が発送締切日だったので、8月頭には発注先を検討することに。
【参考】ガンプラのオススメHow to >>フォトブックを作ろう

□制作リストをベースにラストスパート

EB-Rr9YUwAERMW--1.jpg

DSC_0002_20200711081723a52.jpg

特に制作最後の仕上げのツメなので、やることを書きだして、漏らさずに仕上げを進めたい。
やるべき時に適切な作業をやんないと、手戻りが発生して、今回のような締め切りがあるような制作ではリカバーが厳しくなることがあります。
ユニットを固定する前や、トップコートを吹く前にやることは特に注意が必要です。


□完成!

IMG_0557_20200711082129cd1.jpg

□写真のラフ撮影(テスト)
これが結構重要で、撮影時の光環境で撮影して、拡大してみて初めて分かるポカが僕の制作には必ずあります。ポカならいいですが、「なんか足りない、、」と感じることもあり、今回まさにそんな感じ。(次工程に続く)

□画像を見て分かった修正箇所の処理
視力が落ちたのか老眼か、サフを何度も吹いたせいか、今回は奥まった部分に表面がざらついた部分を数か所見つけてしまいました。
高番手のペーパーで磨き落とし、部分的にマスキングして塗装でリカバーしていきました。
また、なんか画像から感じる多重層感というか奥行きに欠けたので、メンテナンスハッチ内のパイピングを束ねるテイでメタリックテープ(RGガンダムのリアリスティックデカールのカッパー部分)を細く切り出して各部にセットしました。オーケストラで言うと管楽器の高音部分が補完できたかと(←テキトー)

□屋内撮影セットの改修
ラフ撮影をするまでもなく、1/60のスケールの完成品を撮るには撮影ブースの大きさが足りないことはわかっていました。
撮影ブース高さをティッシュペーパーの箱などでかさ上げし、ブースが大きくなった分、蛍光灯を増して光量不足に対応しました。

□写真の撮影(屋外)
台風が来ていたのですが、ちょうど薄曇りで撮影環境に恵まれました。
ベランダで撮影したのですが、近所の奥さんが前の通りでずーっとおしゃべりしていて、角度的にガンダムや自分が丸見えだったのがきつかったです。
屋外撮影は必須ではないと思いますが、審査にインパクトを与える巨大感のある画像が撮りやすいです。

DSC_0022_20191125061720146_2020071107541721e.jpg


□写真の撮影(屋内セット)
いつも通りの撮影です
【参考】ガンプラのオススメHow to >>ガンプラのオススメ撮影 How to まとめ

□画像の選定、編集
非常に時間がかかるので多めに日程を確保。
しかし、お盆で帰阪の計画があり、車中や、実家での作業になりました(実家にWifiがないのは痛かった、、)
今回は写真集でのプレゼンを考えているので、画像の選定や見せる順番もそれぞれの画像がどちらを向いているかに気を付けました。
写真集後半は製作途中画像や、手書きの改修箇所説明図を盛り込んだのですが、これまでこつこつ画像や説明図を作っておいてよかったなと。

【参考】フォトブックの全ページ公開>>フォトブックはこんな感じ

□写真集の発注
最終的にここで発注しました >> Photoback
選んだコースはこれ >> GRAPH [グラフ]

決め手は、比較的大判だったことと、ほどほどのページ数が用意されていたこと。なにより、ページ構成のひな型がシンプルで格好良かったことです。
作品が1/60という比較的大きなものなので、その大きさを伝えるためにもなるべく大きなサイズを選びました
上がってきた写真集を見た時の感動は今回の制作通してのハイライトだったかもしれないです。
1回目の上りの不備を修正するために、2回発注できるような日程を取っていましたが、自分の想像を超えるクオリティーで、1発OKの仕上がりでした。(入力したテキストに僕のミスによる誤字がありましたが、気にしない気にしない、、。)

□キメ画像の貼るパネ、送付封筒購入

□キメ画像のプリントサービス
自分でプリントしてもいいと思いますが、最高画質の最高コンディションを家庭用プリンターで出力するのはかえって時間がかかると考え、貼るパネを買うついでにキタムラにデータを持ち込んで出力してもらいました。
時間もそれほどかかりませんでした。ちょっと待てば出力してもらえます。お店の人に画像をみられて大丈夫ならオススメ。
A4プリント1枚1000円でした。今回3カット出力して、インパクトのありそうな2カットを選んでパネル化しました

□キメ画像のパネル化
審査時の目にとまる機会が増えるかもと、A4サイズのパネルを用意しました。
できれば自立するような簡易的なスタンドもつけたかったのですが、今回はかさばりそうなのでやめときました。
パネルは片側がシール状になったスチレンボード(貼るパネ)で100均で購入し、自分で貼りこみました

□応募コメント、エントリーシート記入
ホビージャパン誌のエントリーシートをスキャンして、PDF上でデータで記入し、プリントしました。内容はどんなものがいいのかよくわかりませんが、読みやすさ優先です。

応募用紙
エントリーシートはこんな感じ

□Twitterでのオラザク応募告知
ここまでオラザク選手権にエントリーすることをオープンにしていなかったので、サプライズ的なイベントです

IMG_0558_2020071108051939f.jpg

□応募
オラザク選手権はWebでも応募できるのですが、僕は前述の通り、画像をプリントした写真集とパネルで応募しました。
作品のインパクトの高さは、実物>手に取れる画像>Webでの画像、の順かなと感じます。
Webでの応募の場合、画像は最終的に審査ではプリントされると思いますが、その画質やサイズは審査関係者任せになってしまい、質をコントロールできません。
一方郵送での応募は、プレゼンの形態や最終的に審査されるモノの質をルールの範囲内で、できるところまでコントロールして高めることができます。むしろここにプレゼンの醍醐味があり、クリエイションの発揮どころかと思っています。今回は以下の3つを郵送しました。
・フォトブック
・フォトパネル
・応募用紙

IMG_0564 (1)
左右の画像がパネル化したものです


■まとめ
実際応募前のバタバタを経験すると、やらなきゃいけないことの全体像が分からないための焦りが結構あります。
今回リスト化したのは実際にやってみたことですが、全体像として網羅感は出せていると思います。
その他にもっと面白い取り組みもあると思いますし、これはやらなくてもいいんじゃない?と
いうものもあると思いますが、そんな時はこのリストから足したり引いたりしてもらえればいいと思います。
今回初めてコンテストに応募して、完成前後のToDoも工夫のし甲斐のある模型制作の楽しいプロセスだなと感じました。
今回の記事は、僕自身、次回応募の機会があった時の備忘録であり、今年オラザクに応募しようという方に向けた考え方の一助となればいいなと。
みなさま、グッドラックです!