2022/12/29
MGガンダムMKⅡVer2.0と旧キット1/100をミキシングして作る
5月のGWから制作を開始して、もうすでに7ヶ月、MGガンダムMKⅡVer2.0を制作しております。Twitterでは随時制作過程をアップしており、その考えをスペースで語ったりしておりますが、ここでまとめておこうかと。
オラザクに出品した旧キット1/60フルハッチオープンガンダムに続き、MG ZZガンダムVer.Kaを使ったフルハッチオープンZZを制作したので、次はといえばZかMKⅡ、ZはVer.Kaが発売されそうな予感が漂ってたので、じゃ、MKⅡ、という感じでフルハッチありきで始めたのです。

で、MGガンダムMKⅡVer2.0を組んだのですが、「あれ?こんなに細かったかしら?」という印象。
特に、腕と脚が少々細いかな。もしくは頭デカい?

そこで改めて制作の方向性を検討。
この図は中央にMGガンダムMKⅡVer2.0を置いて、左側はVer.Kaフルハッチオープンを目指す姿とした、改修プロセス。
ティターンズカラーのMKⅡはみすまる氏のモデグラ作例MKⅡ(永遠のマイベストMKⅡ)
反対の右端はもう一つの目指す姿、当時コミックボンボンの折り込みポスターの大河原邦男氏によるイラスト。
1980'sキッズはみな衝撃を受けた(はずの)MKⅡです。

イラストのトーンのせいか、目つきのせいか、この太くて悪くて格好いいMKⅡよ!
How to Build GUNDAM2から3年でMSデザインはここまで変わった!
これを今目指さないでどうする!

そういえば、このモデグラ作例フルスクラッチMK Ⅱも上の大河原邦男氏イラストをベースにしてますよね。
これも当時衝撃を受けた作例です。バキュームフォーミングによるエッジ感がイラストとマッチしていて最高。

そうなるともう一つ気になってるキットがあって、それは旧キット1/100ガンダムMKⅡ。
当時設定画稿やアニメのイメージとはかけ離れた印象だったのですが、組んでみると「あれれ?いいのでは?」
胴伸ばして、股関節の角度を調整すれば、、極めて設定画に忠実なMKⅡじゃないですか!ああ、格好いい。今のガンプラに馴染みきった僕の脳をもっと殴ってほしい。
そして子供の時から偏見を持ち続けてごめんなさい、、。でもパッケージ横の完成品画像はなかなかのもんでしたよ、、。
あ、この画像の手首はHDM(後述)ですね。キットはもっと凶悪な造形の手首ですw

そこで最古と最新MKⅡキットの比較ですよ。
どうです?旧キットにもMG Ver.2.0にもそれぞれの魅力がありますね。
左から右にこの40年(!)で徐々に変わっていたんだよね。
しかし、旧キットは各部の造形が凶悪で新鮮!

試しにMG Ver.2.0に旧キットを組み合わせてみようと、MG Ver.2.0の二の腕より下、左胸を旧キットに組み替えてみました。旧キットのMKⅡの胸の面構成、太い腕、ゴツい肘フレーム、、MKⅡ感がにわかに匂い立ってきました。

調子に乗って脚も組み合わせてみました。
中央がミキシング後で、MG Ver.2.0のフレームベースに旧キットのモモと膝下を強引に付けてみました。膝下は幅詰めしました。アンクルアーマーと足首はMGVer.2.0
やっぱりいけそうですけど、、。

じゃ、この際いつか使おうと思ってたHDM(ハイディテールマニュピレーター)Zガンダム用を使おう!
これはZガンダム時代特有の親指付け根と手の甲が一体になったデザインが見事に採用されてて泣けるんですよ。

結局ミキシング具合はこんな感じに落ち着きました。(緑部分が旧キットです)

で、ここまでの改修のまとめがこれ。読みにくい手書き表現ですがなんとかお納めください。

どうでしょうか?プロポーション的には大河原氏ポスターに近づきつつあるんじゃないでしょうか?

さらに改修を続けたものとMGVer.2.0比較。結構遠くに来た感あり(自分史上)
MGVer.2.0特有のディテールはほぼほぼなくなりました。

2022年末時点でこんな感じです。
MKⅡは自分たち世代には思い入れが異様に強いアイテムで、「最後の晩餐」ならぬ「最後の制作」はガンダムMKⅡというくらいのアイテムかと。今回僕はあえて、Ver.Kaではなく、大河原氏イラストや設定画稿方向の当時の諸々の衝撃を納める(年末だけに)方向にフォーカスして制作していますが、皆様の目にはどう映っているでしょうか?
完成までもうしばしお付き合いください。

(フルハッチ成分はコクピットハッチに集中させてなんとか、、)

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