ラビにサフ吹いた


ラビドリードッグにサフを吹いてみた
こうして見るとリベットやナットのディテールを打ち直した甲斐はあった模様。
陰影がくっきり出ます。
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同時作成中のPGストフリと並べると、そのスケールと大きさの違いにあらためて、たはーー、、っと。
同じスケールだとラビはさらに半分くらいにきゅっとなってしまう訳ですね。
ストフリにおいてそんな細部のディテール想像もつかんなあ。
さてさてストフリ、RGが出る頃にはなんとか、、なんて言ってましたが、そろそろドラグーンの工作を始めよう。


溶きパテの話

珍しく本日2回目のエントリー、今回のテーマは溶きパテです

溶きパテ

細かな傷消しには溶きパテを使っています。
最近は既に溶いた溶きパテそのものが売っていますが、僕は相変わらずタミヤパテを溶いて使っています。
ただ、使うたびにパテをチューブから出して薄め液で溶くのではなく、小皿ににゅにゅーっとある程度出しておいたものを作っておいて、使うときはツールウォッシュで溶いて使っています。当然使っていない間にパテはかちこちになってしまいますが、ツールウォッシュをかければすぐにやわらかくなります。
水彩画を描く人のパレットって各色パレットの小さい区切りに出しておいて水で溶いて使うといいますが、その方式ですね。
前はタミヤのサラサラ系の接着剤で溶いていたんですが、コスパを考えてツールウォッシュに落ち着きました

【この方式のアドバンテージは】
・溶きパテを作る手間がかからない
・濃度調節が簡単
・ツールウォッシュで溶いているので乾燥が早い
・ひょっとするとツールウォッシュで溶いているのでプラへの食いつきがいいかも

さらに使い勝手を上げるとすれば
ラッカー塗料で薄く色を付けておくと、サフを吹いたものの上からどこに溶きパテを塗ったかわかりやすくなりますよ。
僕は上の皿の縁にちょっと残ってるように赤を少し混ぜてます

だんだんネタが細かくなってきたね。

リベットをひたすら


今日はラビドリードッグのリベットを打ち直してました
実はこの作業がやってみたくての、ラビドリードッグなのです。

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使用したリベットはモデルカステンの1/35 汎用リベットセットと1/35 汎用ボルトナットセットです。
(以下モデルカステンのサイトへのリンクです)
・1/35 汎用リベットセット>>
・1/35 汎用ボルトナットセット>>

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その他ヒンジやフックのディテールは

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このように手持ちのタミヤの戦車のキットのモールドからこりこりとエッチングソーで切り取って使用してます。
やっぱり戦車のディテールとの相性はいいですね。
現時点ではちょっと生理的にリベットなどが見るに耐えない部分もありますが、塗装すれば問題なし。
サフが楽しみですが、まだまだ工作は続く(予定)

新・撮影環境についてー


以前、「左右から蛍光灯の光を発泡スチロールのボックスにあてて撮ってるよ」という撮影環境の話をしましたが、最近の作品では目指すものをちょっと変えてきており、また、ちょっとずつ成果が出てきたのでご紹介。

⬇これが以前ご紹介した撮影環境 エントリー>>「撮影環境についてー」
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以前のこのライティングでは主に左右から光を当ててるので被写体の中央に影ができます。なので、
・ザクなどではかなりの迫力のある画像が撮れるがトリコロール系だとちょっと、、
・光が回らないので奥まったところが暗くなってしまい細部が伝わらない。
・独特の雰囲気は出しやすいが印象が重い
、、というような自己評価でした。

で、最近目指すは「うす曇り空の屋外撮影写真」もしくは「晴天下の白いテント内での撮影写真」狙いはドラマティックな画像というより記録画像。
理想は、
・全体的に光が回っており細部を伝えやすい
・優しい感じ
・トリコロールがきれい

そんな感じで試行錯誤してきましたが、最近少しずつ成果が出てきたような気がします。
全体像は⬇こんな感じ、ますますやれやれな外観に、、。

新撮影環境
改善点は、、
・左右のライト(右2灯左2灯)を1灯づつ増やした
・天板に白スチレンボードを使用し、上から光を反射
・カメラのレンズ周りに白スチレンボードやアルミシートをセットし正面から光を反射
・背景のシートを黒から白に変更

つまり光量を上げ、360°から光を反射させ、撮影ブース内が光であふれかえってる環境で撮影をしているわけです。
「どこから光を当ててるかわかりにくい」状態、それが薄曇りの環境なのかなと。

ライト右
右の発泡スチロールのボックスの内部。照明はこんな感じにレイアウト
あーギラズールが、、。

ライト左
左の発泡スチロールのボックスの内部。照明はこんな感じ。

で、こんな感じ⬇で、割と光量たっぷり目になりました。結構まぶしいです

では1/144AGEを被写体にして今回のメインの改善点である反射板の効果を見てみましょう

反射なし
正面から反射板を使わない場合
つまり左右のライティングと天井板の反射だけで撮ると、、

AGE反射なし
こんな感じ。左右の光源が強く身体の中央に陰ができます
これはこれで、迫力のある画像になっていいのですが、どうも雰囲気が暗い。
細部が暗くなりがちで、手を入れた所が伝わりにくい
以前のウチの画像はこんな感じのものが多かったと思います

反射あり
で、このようにレンズ周囲の隙間をスチレンボードやアルミシートで埋めてみたら、、

AGE反射あり
こんな感じで薄曇り(の屋外で実物大のAGEを撮った)の画像っぽくないですか?(この画像のできでは厳しいものがありますか、、、)

AGE比較
比較画像です。
これはかんっぺきに好みの話なので、以前(左側)のほうがよかったのに、と思ってる方もいらっしゃると思いますが、
僕は右のほうが断然好き。暗がりでの迫力や独特な雰囲気は表現しにくいかもしれないけど、優しい感じで細部まできれいに撮れる。
何か空気遠近法のような奥行きを感じる画像が(ごくたまに)撮れる

というわけで最近、撮影と画像の上りが楽しみなのです。
ドしろーとの試行錯誤で、撮影のセオリーは(多分)全く無視になっちゃってますが参考になりましたらうれしいです。
目下の悩みはPGストフリの撮影、、これでは小さすぎるなあ、、

以下新撮影環境のディテールです
・背景シートは塩ビ(白)シート
・おなじみの発泡スチロールのボックスを左右にレイアウト
・発泡スチロールのボックス内にクリップライトを3つづつレイアウト
・クリップライトには蛍光灯をセット
・発泡スチロールのボックスを渡すように天板(撮影面にスチレンボードを貼ったもの)を置く
・カメラの左右にスチレンボードを上ヒンジでセット
・スチレンボードの隙間を埋めるようにアルミ保冷シートをセット
・手元には補助のリフレクターとして発泡スチロールの小板を数枚
 これでツインアイなどが光を拾うように反射光をコントロールします
・カメラ:NikonD40(ニコンのエントリーデジイチ。多分もうディスコン。でも以前桜茶のARUEさんにいいカメラだと褒めてもらったからまだまだ使う)
 *2021,0912 追記 現在のカメラはNikon D5500です
・レンズ:Sigma MACRO 50mm F2.8 EX DG
・夜に他の色の光源が混じらない環境で撮影
・撮影の際には被写体や周辺のほこりや汚れを都度とることができるようにピンセット、エナメル溶剤をしみこませた綿棒、先の柔らかなブラシを傍らに置いています

以上、もし気に入ったらやってみて。
ではー

ブルーグラデ塗装のちょっとしたコツ



MGプロトゼロの公開以降、何件かブルーグラデ塗装の方法についての問い合わせがありましたので、僕のやり方をご紹介します

グラデ拡大-01

やったことがある方はわかるでしょうが、明色→暗色のグラデは非常に難しいです。
塗装の粒子が荒かったり、不均一だったり、部品によってぼかし幅が変わったり、、。
Max塗り(懐)を思い出してもダークグレーからの白立ち上げで、薄い白を何度も重ねて白を発色させていたと思います。
この工程を逆に白からダークグレーという順番で同じような表現をしようとすると非常に難しくなります。
ダークグレーをエッジに沿ってエアブラシで吹くわけですから、すぐに立ち上がりますが、繊細な境界線のコントロールやグラデ粒子の粗さ、不均一さに苦労することは容易に想像できます

なので、今回のような青→白のグラデも白→青で一発で表現するのは非常に難しく
逆にMax塗りのように青から白を立ち上げれば(おそらく)うまくいきますが、
青地に白を重ねるわけですから、白の部分の質感が他の白べたの部分と変わってしまいがちです

【結論】
今回のような広い面積の上でグラデ処理をするなら十二単的な重ね塗りのほうが早くてうまくいくと思います


【具体的にはどうするか?】
1.全面に白で塗装する
2.青でぼかし幅を広めにグラデ塗装する(同時に青べた部分は仕上げる)
 この時点では青は塗装粒子が荒かったり不均一だったりしてるはず
3.薄めた白でグラデ部分をふわっと重ね、粒子とグラデ幅を調整する
  グラデ塗装を複数部品で行う場合はこの工程でグラデの質を各部品調整する
4.気になるところがあれば薄めた青で微調整する

、、でスムーズなグラデができるはず。コツは3-4の工程は「薄い塗料」を「ふわっと」です。
あまり繰り返すとスムーズなグラデにはならないと思いますので、
4のあとにもう一回白で重ねてうまくいかなかったら1からやり直したほうがいいと思います

【もう一つコツがあるとすれば】
グラデの向きですが、グラデ背景紙のように水平(もしくは垂直に)徐々に色が変わっていくのではなく
斜めや、アーク状にグラデの向きを調整するとアラが目立ちにくいかもです。
人の目は水平垂直の狂いには厳しいですが、その他の向きには寛容だからです。
部品の形状にあわせてどの向きにグラデをかけるか考えるのは楽しいですよ
ちなみにプロトゼロは楕円状にグラデ塗装しました。

色々書いてますが、結構簡単なので気に入ったらやってみて。

そんな感じで。

WAVE ラビドリードッグ制作開始?

Waveの意欲作、ラビドリードッグ制作中、、とは言いながら、どんな感じに仕上げればいいか思案中、と言った方が正しい。
ガンプラばっかり作ってるから同じリアルロボ系なのにどう仕上げるか困ってしまうこの引き出しの少なさにボー然ですわ。
しかしこのキット、めちゃくちゃよくできてる。しかもかつての1/35のボトムズシリーズの懐かしさも感じさせる傑作キットの予感。いずれストライクドッグも発売されますよね、ね!(ストライクドッグはマイベストAT)
ささ、肉抜き穴をパテで埋めて、部品分割線を接着して、明日は整面。何かめちゃくちゃ楽しいぞ。


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