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Author:mat
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ガンプラのオススメHow to

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最近の更新分 new!

[改修] ミキシングで旧キットをアップデート
[仕上げ] 極薄シールで作るディテール表現
[仕上げ] リカバリーはカラを破るチャンス(かも)
[撮影] 画像は光の当て方で雰囲気が変わるよ
[もう一度初心者] 模型ライフリスタート



バックナンバー

[塗装] スミ入れ色の話  
[塗装] ブルーグラデ塗装のちょっとしたコツ
[塗装] 色味のコントロールの話
[塗装] いつも使っている色は
[素材] 溶きパテの話
[素材] 夏休みっぽく今回は虫ピンのお話です
[素材] パイピングについての話
[仕上げ]妄想を刺激する、覗き込まなきゃわからないディテール
[仕上げ]最も簡単なディテール工作 穴あけディテールの話
[仕上げ] 影部分の処理の話 
[仕上げ]影部分処理の話 その2 穴の表現
[仕上げ] プラ板ディテールのひと手間 段オチフレーム
[仕上げ] アクセントの手段としての光沢
[仕上げ] デカールの段差処理のひと手間
[仕上げ] 伏線の回収 デカールの段差
[仕上げ] レッドポイントの作り方と貼り方の話 
[改修]C面はサフを吹くとチェックや面出しがしやすい
[改修]楽しいミキシングを強く勧めるよ 
[撮影]ガンプラのオススメ撮影 How to まとめ
[撮影] なぜ白背景なのか?その作り方は?
[撮影]カメラ周辺の機材や小道具の話
[撮影]レフ板を使って目を光らせよう 
[撮影] 自作のグラペでコンバージを撮ろう
[撮影] 撮影環境についてー
[撮影] 新・撮影環境についてー
[撮影] ポージングと画像についてちょっとしたこと
[撮影] PGストフリをどう撮るか?
[構想] PCでプロポーション検討の話
[構想]カラーリングの変更は急がば回れ
[工具] 精度なディテールが簡単に スプリングコンパス ディバイダー 
[工具] マスク使ってる?
[工具] タガネの切れ味を復活
[工具] 新しいツールを手にいれた 最近のヤスリの話
[工具] 研げるのはタガネだけじゃない
[工具] ドレン&ダストキャッチャーII 使ってみた
[工具] 塗装の水対策
[工具] エアブラシから水がー!
[工具] 工具購入
[工具] 新兵器到着 塗装環境
[工具] 製作環境ーよく使う道具は
[工具] 製作環境ー小物入れ
[改修] FW GUNDAM CONVERGEの改修の話
[改修] 手は口ほどにモノを言うの話
[改修] 異次元の精密さ エッチングパーツを使おう
[その他] iPadでモデグラ150冊 iPadのモデラー的活用
[その他] 完成癖の話
[その他] 作業スペース
[その他] モデグラを150冊自炊した
[その他] 椅子が来た

ミキシングで旧キットをアップデート


今回はミキシングのエントリー第二弾です。
前回はディナイアルガンダムをベースにしたGガンダムの紹介でしたが、
今回はいまだリニューアルされていない旧キット(という呼び名はふさわしいかは置いといて)エルメスのミキシングの内容を詳しく紹介します。

前回のエントリー「楽しいミキシングを強く勧めるよ」>>

エルメスのミキシングの狙い
なるべく元キットのパーツを生かし、バランスを変更、ディテールを追加し、現代版のエルメスを作成します。元のキットが結構おおらかな作りなので、製作者が手を入れれば入れるだけ、その効果を感じることができます。最近の新製品にはキットの状態でいい感じのモールドが入っていて、そのまま作れば誰でもかっこいい完成品を作ることができるのですが、ある意味正反対の面白さが旧キットの製作にはありますね。

元キットとアップデート版の比較
いきなりですが、今回のミキシングによるアップデート版エルメスの完成品と元キットの比較がこちらです

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印象的には50%くらいは元のキットの部品を使っています
特に大きな面積を占めるフロントカウル(?)部分はエッジの薄々処理とコクピット周りの改修くらいでほとんどキットのままです。

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しかし、裏側から下面にかけては集中的に他のキットを流用しながらミキシング工作しました。密度感が上がって、いい感じになったかなと、、

どんな部品を使ったの?
ではどんなキットからどんな部品を流用したのか詳しく説明します
エルメスミキシング内容-line
使用したキットは
・HGセラヴィーガンダムのダブルバズーカ部分
・MGフォースインパルスガンダムのバックパックのダクト
・HGUCシナンジュのプロペラントタンク

DSC_0003_20140720215218582-1のコピー
・RGストライクガンダムのビームライフル
・HGUCシナンジュのバックパックのフレームとノズル周辺
・MGフォースインパルスガンダムのコアスプレンダーの主翼
・MGフォースインパルスガンダムのバックパックの主翼
・?部分は多分MGユニコーンのどこかから

などなどです。いやいや、、結構いろんなキットを使ってますね、、
このどこをどのキットのどのパーツで表現するかを考えるのが実に楽しいですよね。うまくはまった時の感慨たるや、、。これもミキシングの醍醐味です。
僕はもう組み立てないであろうキットの素性の良さそうなパーツは一箇所に集めておいて、必要な時にそれを主に探っていきます。カトキ氏デザインモノのキットは使いやすいものが多いような気がします。特にMGユニコーンのフレーム部品は1/100キットの流用パーツとして非常に重宝します。

元キットになじませる工夫
流用部品をただ組み合わせただけではいかにもつけた感が出てしまい、統一感のないものになってしまいがちです。今回のエルメスも00、UC、SEEDと世界観が違う流用部品を使ったので。そのリスクは大きいです。
そこでさらに一手間を加えて、全体的な世界観の統一を図ります
具体的には以下のような加工を施してイメージをまとめていきます
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各ディテールの作り方は以下のエントリーからどうぞー
パイピング>>
エッチング>>
穴あけ>>
段付きフレーム>>
その他にマイナスモールドの追加など有効ですね。(というかそれが一番有効ですよね)

まとめ
今回は具体的な流用部品の事例と、その馴染ませ方の紹介でした。
現代のキットではキットの出来があまりにもよく、自分の色を出すのは難しくなってきていますが、旧キットを使ったミキシングにはまだまだ大きな可能性があると思います。今後もう製作しないかもしれないキットの活かす方法としても有効なのではないかと。
いろいろ書きましたが、何より作ってて楽しいんですよねー。
ではでは。

エルメスの完成と製作過程のエントリーはこちらから
http://matmat825.blog69.fc2.com/blog-category-47.html



 

極薄シールで作るディテール表現


前回のガンプラのオススメHow to「リカバリーはカラを破るチャンス(かも)」で紹介しました、リカバリーを新しい表現を得る機会とする考え方ですが、その続編として、今回はスジ彫りなどの立体的な重めのミスをリカバリーするときに思いついた方法をご紹介します。

前回のエントリーはこちらから
「リカバリーはカラを破るチャンス(かも)」
http://matmat825.blog69.fc2.com/blog-entry-885.html

じゃ、リカバリー事例を
仕上げ時にはみ出したスジボリを発見
、、という下の図のような事例がありまして、さてどうしようかと、、
しかも結構目立つ部分だったのです。
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で、思いついたのがこの極薄シール(つや消し黒)を使ってリカバリーする方法です
ハセガワの曲面追従シート >> Yodobashi
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このようにはみ出したスジ彫りの上に貼って隠すのですが、
setumei-2.jpg

ポイントはあたかももともとそれ狙いでデザインされていたかのようなデザインにすることです
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ほら、よく見かけるスジ彫りの線の強弱をつけたような表現になりました
このようにとりあえずはみ出したスジボリのリカバリーは成功したのですが、思った以上にいい感じ。

まてまて、これは使えるぞ、

ということでMGトールギスではリカバーリー目的ではなく、「極薄シートを使った新しいディテール表現」として積極的に色んな箇所で試してみました

MG_Tallgeese_Action-3-01_20160604152215bf6.jpg

実は上の緑の丸部分は極薄シートを貼ったディテール表現です
シャープな彫刻表現にも見えますし、新しいグラフィック処理にも見えます。
これは以前紹介した 影部分処理の話 のノズルやダクト内に同じ極薄シートを使って表現する手法の応用ですね。http://http://matmat825.blog69.fc2.com/blog-entry-858.html

Gself-03_20150329003327ab2_2016060415221274d.jpg

さらに小さいスケールでも試してみました。
スジ彫りに隣接した部分だけでなく装甲の断面にも試みてみましたが、いい感じになりました。彫り込みを入れることが難しい場所にもシャープな表現を入れることができます。

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ビルドバーニングの太もも部分には段付きのデザインにしてみました。こんなディテール、仮に掘って表現しようにも僕にはこんなにシャープに綺麗に掘れない。

極薄シートディテール表現のまとめ
スジ彫り失敗箇所のリカバリーから始まった表現ですが、いろいろ試して相当応用が利く手法だと感じました。その特徴や注意点など

・仕上げが一通り終わってからでもシートを貼るだけなのでディテールを追加できることができる。
・クリアコートをすればもともと非常に薄いシートなのでシート自身の厚みを感じることはなくなります。
・既存のスジ彫りに沿わせると彫刻表現に見える
・カーボンパターンのシートを使うと極小のダクトに見える
・白ベースに白シートを貼って段差を埋める処理をしないと極小の段差を伴ったディテールになる

手元にある完成品にもパチ組にも簡単に試してみることができるので、よかったらやってみてくださいね。ウチのもっともオススメHow toの一つです。

リカバリーはカラを破るチャンス(かも)


塗装後に汚れや傷を発見するとテンションが下がってしまいますよね。それもスミ入れ、デカール工程も終わっていたりする最終の仕上げ工程だと、それはそれは、、。でもどんな状況でもやり直しがきくのがガンプラです。今回はその工程もひょっとしたら楽しめるかもというお話です。

仕上げ時に発見するリカバリー対象要素は
・塗装のはみ出し、墨入れの拭き取り残し
・汚れ
・傷(外傷やヤスリ跡が消えていない)
・スジボリのヨレ、はみ出し
、、と軽度なものからちょっと深刻なものまで順にあげてみました。塗装のはみ出しなどは直前の工程のチェック出来なかったものを次工程で発見できただけなので、リタッチで済みますが、汚れ以下傷などはその前から潜んでいた要素なのでちょっとリカバリーにはノウハウが必要ですね。

ミスを見つけたらまずはエナメル洗浄
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汚れや傷をまずエナメル溶剤を含ませた綿棒で拭いて洗浄します(塗装にラッカー系塗料を使っている場合に限ります)。
これで、エナメルでのスミ入れ由来の汚れは取れます。スミ入れ時に塗料のついた指で触った汚れって結構多いのです。
さらに傷の周辺の汚れも結構取れるので、本当の傷の部分が特定できます。案外大きな傷だと思っていても、洗浄すると、ほぼ見えなくなってしまうことも多いのです。

エナメル洗浄しても取れない汚れは
1500から2000番のペーパーで下地が出ないように慎重に削ります。これで汚れも傷も結構取れるはずです。細かい番手ですがペーパーを使うので表面の質感は変わってしまいますが、トップコートを吹けば問題なくなります

それでもダメだったら
それでもダメでしたら、もうリタッチ覚悟でラッカー系の溶剤を上記エナメル洗浄の要領でこれも慎重に拭き取ります。勝率1割くらいでほぼ失敗しますので全然お勧めできませんが(笑)、、なので発想の転換をしてみましょう

ここまではリカバリーをミスの処置と考える消極的リカバリー策、ここからお話しするのは「リカバリーは殻を破るチャンス」と捉える積極的なリカバリーです

積極的なリカバリーとは
まずは事例を、下の画像の矢印部分のマーキングですが、ここはブルーグラデと大きく派手なマーキングが似合っていて、自分でも気に入っている部分です。しかし実は、白と青のグラデの真ん中の微妙な色調部分についた小傷を隠すためのリカバリーから出た表現です。
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グラデの色調が変化する部分なのでレタッチが困難で、上記のエナメル洗浄をしてもリカバリーできない小傷でした。
サフからやり直しを覚悟しましたが、ダメモトで大判のデカールをレイアウトしてみると、、傷はデカールで見えなくなる、しかもインパクトが出る、と、ハマったわけです。
このトラブルがなければ、いつものような仕上げに甘んじ、作品のインパクトが何割か落ちていたのではないかと想像します
大げさかもしれませんが、どうしようもない状況のおかげで手グセがついたマンネリ表現を脱却するチャンスにつなげることができた、ということかもしれません。
ピンチに陥ると進化するんですね。

次回は
残るスジボリのヨレ、はみ出しのリカバリーと、そこから発見した面白いディテールの紹介です。ちょっとびっくりすると思いますよ。後編をお楽しみに〜。

後編はこちらから>> http://matmat825.blog69.fc2.com/blog-entry-886.html