2017/03/26
模型のお守りの本
このブログ、mat modeling service は完成品やHow toや模型ライフを綴る模型ブログです。
僕にとって模型という趣味はすでに欠かすことのできない大切なものです。今自分が住んでいる環境だとしっかり模型を作りこむことができないですし、数年前海外に住んでいた時もそうでした。そんな環境において模型マインドの拠り所というか、持っているだけで保てる本があるんです。超絶な作例が載っているというよりも、ガンプラ!というよりも「ああ、模型って楽しいなあ、、」という模型人にとっての何よりの栄養を与えてくれるような本です
実際に今も持ってますし、海外生活時も持っていきました。全然読み返すわけではないのですが「お守り」なんです。
今回は超個人的な話ですが、あなたにもあるよね? そんな本の紹介です。
■横山宏Ma.k.モデリングブック

中学1年の時に出会ったHobby Japanで出会ったSF3Dオリジナル(Ma.k.の前身)で、僕の「模型って楽しい」マインドが刻み込まれました。この本はMa.k.の素晴らしい作品と画像、目から鱗のノウハウの本のようで、読んでると、横山宏氏の語り口によるものも大きいと思うのですが、「模型って楽しいなあ」としみじみ感じ、全身に模型の栄養がじんわり染み渡ってくるような本です。僕と出身大学が同ジャンルなので、そのキャリアにもバックグラウンドにも共感するところが多く、未だに読むたびに気づきがあります。模型に対する楽しさと寛容さに大きな影響を受けました。
横山宏Ma.k.モデリングブックは続編の横山宏Ma.k.モデリングブック2まで発売中です
■モデルカーレーサーズ8 活字のない工作ガイド


こちらはバイカーズステーションの増刊号として1994年に発行された本ですので、すでに中古市場でしか手に入らないのですが、紹介したい。
高校受験を機に模型趣味から一旦距離を置くことになったのですが、1996年の結婚を機に模型趣味に戻ります。しかもカーモデラーとして。きっかけは友人に友人所有のランチャ・デルタ・インテグラーレを模型で作って欲しいと依頼されたことでした。ハセガワのキットからメタルキットに至ってランチャばっかり作っていた頃に、うまく作りたい一心で書籍を漁っており、気がつけばこのモデルカーズレーサーズが手元に揃っていました。数ある車模型誌の中でどうしてこの本に惹かれたかというと、やっぱり模型の楽しさを感じるところだったんですね。特にその楽しさが凝縮されているのがこの第8号。サブタイトルが「活字のない工作ガイド」ですよ。紙面全体にわたって、画像以外の文やイラストが小林誠氏によるものなのでたまらないです。活字であれば隠れてしまいがちな気持ち部分が、直筆の文字、イラストで溢れ出しています。こちらはMa.k.モデリングブックと違って、模型趣味にちょっと疲れたなあ、、と思う人にとって薬になるかもしれないし、毒になるかもしれないですね。溢れちゃってるから。
ここまでは僕の永遠の模型のお守りの本(常備薬)の話なんですが、このエントリーを書くきっかけとなった本を最後に紹介します。
■Hobby Japan next

模型のお守りになるかも、、と思って読んでいましたが、とんでもなかった。これはたまに出会う「頑張りたい、負けたくない」と思う本。ある意味「模型って楽しいなあ、、」を超えて刺さってきます。
これは、完成品やHow toや模型ライフを綴る模型ブログ「mat modeling service 」にとって完全ライバルです。はい、全然レベルが違いますが、「あ!ほんとはこれがやりたかったんじゃないの?」と電車の中で読みながら気がついてしまいました。ああ、、ホントタチが悪いよ、丹さん(笑)。
まずはカメラか?(←違うでしょ?)