撮影・ポージングこのわずかな空間にこだわる


いやいや、全然大したことではないですが、手持ち武器の先端や背面のプロペラントタンクの先端など、地面についてるかどうかでは緊張感が全然変わって来ますよね、ということです。

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ここ!この矢印の先端部分の、手に握られた武器の先端と地面の隙間が結構キモなんですね。

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隙間が空いてるということは、ちゃんと持って、しっかり腕で支えてることの証明。変な話、ロボなのに生命力を感じる。

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一方、この先端が地面についてしまうと、その逆で、自立すらできない弛緩した弱々しさを感じる。
でも、一つ言えるのは、この地面とビームライフルの間には立ちたくないなー、なんとなく、ということ。
さ、今週も終了で週末突入!今週末の作業は↑ここからスタートです。



組織風土を考えたモデリングをした


ハイパーメガランチャーとアトミックバズーカ、この2つの決定力を持った武器を今同時進行で造形を詰めている状態ですが、それぞれの陣営の風土やMSのキャラクターに合わせてディテールを考えると面白いと気付きました。

ハイパーメガランチャーの場合
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ハイパーメガランチャーは初の変形機構を持ったガンダムの専用兵器ということで設計されたとすれば、、おそらくΖプロジェクトは非常に気合が入ったプロジェクトで、いろんなものの象徴として背負わされることを運命づけられ、そしてその最大の武器はMS形態でもウエイブライダー形態でもシンボルとなる、つまりエウーゴのシンボルMSのシンボル兵器。ハイパーメガランチャーは切り裂き、突き抜け、勝利する、それらを具現化したかのような造形であるべきなのでは、、?という妄想。

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こんなゴシック建築のように、ありとあらゆるアンテナなどの要素を前方に向け、常に一方向に向かって突き進むベクトルを強調するこのディテール、アナハイムエレクトロニクスのZプロジェクトにかける意気込みから社風まで伝わってきませんか?(←ムリか?)

アトミックバズーカの場合
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一方アトミックバズーカは連邦から強奪し、星の屑作戦の要となる兵器。時間がない、人もいない、金もない(たぶん)中での星の屑作戦までの間に性能などの評価試験をしないと作戦実行レビューが通らない(←そんなのあるのか?)もう、ない袖でも振って虚勢を張っていこうぜという状況とジオン残存軍の風土(シーマ軍のトラの毛皮とか)を鑑みると、このような砲身左右に鴨川のカップルみたいに等間隔に並んだ評価アンテナのディテールになるね。ガラの悪いおっさんがジャケット全開で肩をゆすって大股開きで歩く、実力以上に自分を大きく見せたい意識をアンテナに表現してみました。別に外方向に向かってアンテナをつけなくてもいいのに、ちょっとでも大きく見せたい、虚勢を張りたい、でも評価しないと、、そんなギリギリの状況がこのアンテナから感じ取ってもらえれば(←ムリムリ!)

面白いと思ったんだけどなあー。
全然表現力がともなってないし。
人の組織風土とか言ってないで、さっさと自分のチームの四半期レビューしようっと。



工作のやめどきはいつ?


アンテナ系の繊細なディテールが加わって、だんだんラフには扱えないようになって来ました。予定を2週間オーバーして工作が大体終了、、と言いたいんだけど、まだやりたいことが残ってる、というかどんどん出てくる。もともと締め切りのない製作スタイルなので、「やりきった」っと思ったところがやめどき。もう少しいうと、塗装、マーキング、仕上げでどれだけ見所アップするさせるのか、模型を盛り上げるのか、ここで見積もっておかないと、1/144という小さいスケールということもあり、すぐに飽和してしまいます。
例えば、ここで本当に「やりきっちゃう」と塗装もマーキングも仕上げも控えめにしないと、ぐちゃぐちゃになって、どこが見どころかわからない、何がやりたいのかわからない完成品になってしまうリスク大です。そこの塩梅がうちみたいな「キレイ系」完成品スタイルの少ない味だしの手札なんですね。
でもWebベースで活動しているmat modeling serviceには画像で見せたい箇所にフォーカスする最後の手段が残っているので、まだまだ工程が残っている工作フェーズではまだまだラフな見積もりでもいいんですね。(←どっち1?)
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土曜の成果は上のとおり、先週末に比べてどこが変わったのかだんわかんなくなって来ましたね。
雨の週末は家の中でしか自転車に乗れないので作業がはかどります。