内部メカや「あの」ディテールを入れた


この週末の進捗を。
プロポーションをここまで検討して、結構いいバランスになってきたなと思っていたんですが、先日ハッチオープン状態を検討すべく、いくつかハッチを本体に仮止めして、撮影してみたところ、どうも「ゴツい」。全体的に迫力が増してたくましくなった印象を受けました。そりゃそうで、鳥の威嚇シーを思い浮かべるとわかりやすいのですが、羽を逆立てて、相手を威嚇するあれですね。今回のハッチ部分がそれで、見た目大きくなっている状態なんですね。
今回のハッチは開閉しないオープン状態固定のディスプレーモデルなので、オープン状態で全体のバランスを考えるべきなんですね。

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毎度似たようなトップ画像ですね、でもここには週末工作の成果が詰まっております。たぶん。

今後、ディテール検討に入っていき、繊細な部品が表面に追加されていきますので、プロポーション変更ができるタイミングとしては、今がラストチャンス。
この際なので、今各ユニットを接続しているポリ棒や、1mm径のアルミ棒をがっちりした3-4mm径のアルミ棒に変更し、完成後の強度の確保も同時に行ってしまいましょう。
足首と一体になっていたアンクルガードも切り離し、足の開き具合で、腿―脛―足首の流れがスムーズになっていなかった課題を解決しましょう。また、この部分は構造的にも足裏を接地させる障害になっていたのでこれも同時に解決しよう。
全体のプロポーション的には今回足首関節で数ミリ延長してます。
全体のバランス調整はこの足首長さと、胴長さと、肩部分の取り付け角度がキモだと思っていますが、
この辺りは最終仕上げの時に段階的に調整できるようになってるとベターだなー。検討しよう。

でも、ここまで書いて何ですが、考えすぎかも(←ええーー!)

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プロポーションと同時に各ハッチ部の内部のメカを一通りセットしました。
まだまだメカディテールの解像度にムラがある(つまりガンプラを流用した部分とスケールキットを流用した内部メカの解像度の差が結構ある)のでこれから整えていきますよー、これも楽しみだー!

そうそう!足首といえば、例の足底の細かーいスリットを再現しました。
しかもHow to build GUNDAM2の方法で。
これは当時「なるほどなー」「お兄さんの制作だなー」「でもやってみたいなー」、、という僕にとって憧れのディテールなんですね。
今回ここを再現したことでまた一つ〇〇を果たすことができたなー(〇〇に相当する言葉が思いつかない、、。)
以下あの印象深い紙面(説明イラスト)を再現したのでどうぞー
これもやってみたかった、、。

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↑これがHow to build GUNDAM2のイラスト。皆様ご存知の。

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で、整面するとこんな感じの足底ディテール。
感無量。

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スリットといえば、もう一つの太ももスリット。これは加工が難しい。

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散々考えて、こんな感じで加工中です。
一刀彫りで正確にスリットを入れる技術が欲しい、、。でもこの方法ですと内部メカを表現できます。
で、次の悩みは内部メカをどう塗装して仕上げるか、、。
この検討すら楽しい。だんだんできてきた!

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おまけ。1.5ヶ月前との比較。だんだんできてきた!

ハッチ部分を作り始めました

ハッチ部分の製作に突入しました。
そして、PGガンダムのパーツの流用を検討していましたが、ここで合わせてみています。
いろいろ試した印象としてはいい感じ。新しくキットを購入しましたが、全く無駄にはならないどころかお釣りがきそう。
ディテールはもとより、ビームライフルやシールドのような大型ユニットもは旧キットのものは小さく薄いと感じていたので、ディテールを簡素化して使用しようと考えています。

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ビームライフルとシールドの存在感がアップ。
旧キットとのディテールの親和性を気をつけたい。
特にこのPGの時代のキットはC面が激しいので旧キットとのギャップがえぐい、、。
カトキ氏対河森氏の戦いを大河原氏といいますか安彦氏が見守る状況?

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腰パーツのディテールも進めています。
特に腰サイド下部のノズル部分は近年見慣れないディテールなので面白いですね。
目立たないけどあの表紙モデルもこうなってるんですよー。

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コクピットもオープン状態なのでPGから流用したパーツをベースに構成していきます。
と言いますか、各ハッチ開口部分の各コーナーのスミキリ形状の作り方を想像して一緒に泣いてほしい。
精度を考えたら、この方法しか思いつかんかった、、。
今週末はこの作業で終わるかと思ったっす。
詳しくは下の恒例の手書き解説を。

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胸部分のハッチ内部のディテールも検討始めました。
今仮止めしているディテールは遠景用で近景用のディテールはしっかり別に用意しています。
これ、何が言いたいかというと、1/60サイズのディテールには50cm離れたところから見るディテールとギリギリまで近づいてガン見した時にみてもらうディテール(もひとつ20cmのディテールもあり)の多重のおもてなしがいい感じなのではないかという。そのディテールは立体に限らないというのも奥深しいところですよね。

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腕の袖口にもPGのパーツの恩恵を受けています。(パーツを仕込むその周辺の工作に難儀しましたが)

まだまだ見た目スケール的には1/144の見応えなので、1/100を超え、1/60へどのように引き上げるか、ここからが本番。
そして旧キット1/60ガンダムを使ったPGガンダムでは到達できないどこかを目指す製作は続くのです(PGのパーツを混ぜといて、、。)





冬休みはここまで

冬休みはここまで、旧キット改造1/60ガンダム フルハッチオープンHow to build GUNDAM 2表紙仕様
手書き(読みにくくて申し訳ない)の説明からどうぞー。

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ディテール追加工程に突入 目標はタミヤ1/48MM

旧キット改造1/60ガンダム フルハッチオープンHow to build GUNDAM 2表紙仕様。ハッチをくり抜き、そのときできた傷(結構激しい)を処理し、これから内部メカを含むディテール追加工程に突入。

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昨日の記事の末尾で、この年末年始にタミヤ1/48MMを作ったのは、精緻なパチ組を気になるディスプレースタンドを背景に写真を撮って遊びたい。という目的の他にもう一つ、と書きましたが、やはり今作成中の旧キット改造1/60ガンダム フルハッチオープンHow to build GUNDAM 2表紙仕様(長)に関わるところも大きいのです。
今回はフルハッチオープンの手本のイメージがあるといっても1/60のガンダム(RX-78)のディテールとは?ハッチオープンの中に仕込むメカの塩梅は?とずっと考えてきたんですが、一度参考に1/60のスケールの近い1/72か1/48のスケールキットを組んでみようと思いました、そんな中、「久々にタミヤ1/48MM作ってみたい」熱が年末年始高まって、今の状態に至ると。

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正味な話(や、やすし師匠)、全体的な雰囲気としては、これとこれですから、結構厳しいものがあります。同じようなスケールの立体物に見えない、、。
ただ今回、下に写っているイギリス7トン4輪装甲車Mk.IVを組んでみて、装備品をつけていない状態はかなりシンプルであること、その状態での面構成がすごくシャープであることがわかり、現在の1/60ガンダムとのかなり遠いけど、細いけど、繋がっている共通点を発見しました。
あとはフルハッチオープンという、オープンされたハッチという装備品と内部メカというアドバンテージがあるので、さらに塗装とマーキングで、全体的には今の組んだだけの状態のイギリス7トン4輪装甲車Mk.IVくらいには持っていけるんじゃないかと。

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あとは内部メカをどうするか??
How to build GUNDAM 2の表紙画像やその元ネタのガンダムセンチュリーのイラストがあるとは言え、どうするか?
・ガンプラはガンプラから、MGあたりのキットから流用
・いっその事PGガンダムから流用
・メカニックモデルからの流用
・同じバンダイ(義理立てする必要あり?)のバルキリーやSWから流用
・スケールキットからの流用
・いっそ書き割り

、、と考えられますが、実際はその複数の候補の組み合わせになるのかなー。
ただ全体的なトーンは合わせたいので、まずは胸のダクトや、股間のバーニアなどのほぼ外装部分のディテールから始めていこうかと思います。「まずは簡単な部分から」、は僕の製作ポリシーです。
その前にハッチオープンの際切り取った断面の処理が甘いところが結構あるので、そこをやっつけます。

フルハッチ
上の画像は恒例ですが、この表紙とアングルを合わせたものです。
スケールが大きいのでやることが多く、少しづつしか進捗を紹介できませんが、結構できてきましたよー。


タミヤ1/48MMを楽しむ年末年始

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年末は「冬休み初日にタミヤカタログ買って年末何作ろうか模型店横のレストランでワイン飲みながら考える以上の幸せってある?」などとTwitterで話していたわけですが、ふみてしさんのブログの記事がトドメとなり、年末年始の模型はタミヤ1/48MMになったわけです。

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選んだキットはこの2つ、キューベルワーゲン82型(アフリカ仕様)とイギリス7トン4輪装甲車Mk.IVです。
タミヤのキットは久々ですが、抑制と統率の効いたデザインがしびれます。いくつでも買いたくなってくる。
今回なぜタミヤ1/48MMを選んだかというと、そのパッケージから組み立てプロセスに至るタミヤのデザインを体験したくなったことの他に、精緻さを簡単に味わいたい、それを写真で遊びたいと思ったからです。

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そのデザイン体験は書き出すときりがないので割愛。精緻さは見ての通りといいますか、各々実際に楽しんだ方がいいよと思うのでこれも割愛。じゃ写真って、、、ということで、いつもの月桂樹の角材をディスプレースタンドに見立ててレイアウトしてみました。

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この角材は非常に硬質で、爪で弾くとカチカチと木炭のような音がします。質量もあり、エッジがピンピンで非常に高級感があり、このエルメスでも使用しています。オイルステン仕上げとは異なる質感でよく使っています。(あれ?エルメスは材料が違うなー?何かな?でも概ねおんなじ感じ。)

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キューベルワーゲン82型はこんな感じ。ああ、組んだだけの模型を置いただけでいい感じ、、。男子にもれなく持ち合わせていると言われている博物学的展示欲求が満たされる(←テキトー)

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そして見よ!イギリス7トン4輪装甲車Mk.IVの精密さを。え?どれだけ細かいかわからない?指かなんかを比較対象として入れればよかったよ。
でもこの高級角材ではちょっとお利口さんすぎないかい?

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、、ということで無責任に新提案ディスプレースタンド「コーラルタンブルレンガ」、レンガですよ。精緻な模型にはこれくらいラフなベースが合うんじゃないかと思いまして、ホームセンターで100円くらいで購入しておいたのです。イギリス車両にふさわしいヨーロッパの大地のような質感ではないでしょうか(←テキトー)

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そして寄るとどうでしょうか?「ああ、祖国が燃えている、、」的な感じになってないでしょうか?パチ組でレンガなのに?

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同じようにキューベルワーゲン82型(アフリカ仕様)をレイアウト。でもなんか違う、アフリカ仕様のせいか土の色が違う。アフリカではない。

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というわけで再びホームセンターへ(年末年始はホームセンターになぜかよくいくのでついでに)行ってベルギーレンガ(79円)を購入。そして置いてみると、おー!乾いてる、乾いてる!

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まー、さっきよりはいい感じなんですが、こっちはなんかオラついてるというか先輩後輩感がどことなくあって、なんかね。あ、しかも前輪浮いてるし、、。
でも地面の質感はダイオラマで砂漠を作るよりダイレクトにガツンときますな。

さてさて、年始からタミヤ1/48MMで遊んだわけですが、実はもう一つ目的がありました。
それは何ーー??!(次回に続く。)
(今回正月っぽく飲みながら書きました。全体的にふんわりタッチでごめん。)