MGバルバトス工作終了

年末に発売されて、「年末には最新のMGを作って過ごしたい」と取り組み始めたMGバルバトスですが、工作的にはだいたいできてきたのでアップします。

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作業を進めては画像を撮ってTwitterにアップするのが、最近のうちのスタイルなんですが、このバルバトスはかっこよく撮影できる確率が非常に高い。そんなMSは非常に製作するのも楽しくなってきます。立体映えするデザインと格好良い立体構成に仕上げたバンダイに感謝しつつ製作を進めることができました。
逆に(自分の撮影技術を思いっきり棚上げして言っちゃうと)撮っても撮っても決まった画像が撮れずに、大苦戦したのがバイアランカスタム(きつかった、、)なんでだったんだろう??

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本体のデザインといい、武器といい、何か「鬼」を感じさせるMSなので、今回は少しその辺を強調する方向で工作を進めました。

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胸や額にアンテナ調のツノを生やしてみました。脇腹のパイピング調のアバラ骨と相まって「鬼」感が強調されてきました。
脇腹のパイピングのはたるんとした若干重力や内側の物質感を感じるようなカーブではなく、シェルブリット的にカクカクした軌跡で取り回しました。

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背面に阿頼耶識システムの阿頼耶識システム的にタンクのようなものも試作しました。それらが釘を打ち付けまくったバットにしか見えなくてどうしようと思ったんですが、物語の世界観や「鬼」デザインに超ハマってるのでは??と考え直し、それでいいのかと、、。現在3本目も工作済みです。

ここまで書いてバルバトスが画像映えすることについて気がついたことがあります。
白バックの撮影をしばらく続けてますが、最近特徴的なディテールは、シルエットに出てくるようにアングルを決めています。例えば表情つきまくりでできのいいピンピンの指をシルエットになるべく絡まり、影絵のように白バックに強調され、目立つように撮影していることに「くどい」と感じてる方もいらっしゃるかと、、。
今回のバルバトスは全体的に鋭利なディテールが多く、それらがうまい具合に影絵的に画像化できてるのも要因かと、、(鬼と影絵って相性良さそうだし)
これは少し掘れるテーマかも。





フィギュアでもやもや


足元のフィギュアがなぜテムレイなのか?については以前説明したのですが、今回はそのフィギュアについての続編。
簡単な作り方の紹介と、目指す模型像について軽く。

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なぜテムレイなのか??>>なぜフルハッチで見栄を張ったポージングなのか問題

ベースにしたフィギュアは鉄道や建築模型で使うフィギュアです
100体入って1000円でした



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13種ほどの男女がはいった無塗装品で、スケールはだいたい1/50とのこと。
フルハッチオープンのガンダムは1/60ですが、MSと並べるフィギュアは実際のスケールより大きめが見栄え的にもよいと感じているので問題なし。
今回購入した商品に入っていたフィギュアのバリエーションを並べてみました。
成型色が白で立体感が掴みにくいので、画像は軽くライトグレーでスミ入れしています。

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こんな感じで、ふんわりと男女のペアリングがされているように見えなくもない感じです。
今回はエンジニア風に白衣を着たテムレイを製作しようと考えていたので、狙いのフィギュアは画像右端の1体です。

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見ての通り、ハーフコートを着たガッチリ体系の男性ですが、これを強引にエポパテで上着の丈を伸ばして、ポージングを調整して、髪をエポパテで整形して、後は、色のパワー(紫色の髪の毛)に期待することにしました。フィギュアはほとんど塗ったことがないので、肌にさっとひと塗するだけで陰影がつく魔法のスミイレ塗料に全面的にお任せでございます。



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そんな感じで作ったテムレイですが、二プコムで見てもらったモデラー仲間にテムレイとギリギリ認識してもらえたのはうれしかったなあ、、。

ところで、ホビージャパン別冊「How to build GUNDAM2」の伝説の作例の1つに小田氏のジオングが挙げられると思うのですが、その足元に緑のノーマルスーツ姿のジオンの一般兵が立っているのをみなさんご存知でしょうか?

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僕はこのフィギュアとジオングの関係が大好きで、いつかこんな作品を作ってみたいと思ってたんです。
足元に同スケールのフィギュアを置くことで、MSの巨大さが表現できるのはもちろんですが、それだけではないんです。

フィギュアがパイロットのシャアじゃない、、なぜ一般兵?ってことで、見ていてちょっと「もやもや」するんですよね。そしてちょっとして、あ!あのフィギュアは「足は飾り」の下りのあの整備兵??などとあとで気づきや驚きが追いかけてくるような。そんな気づきのプロセスが体験できるような、その結果いつまでも印象に残るような、4次元的な世界観に満たされた作品を。

今回のフルハッチオープンガンダムも足元のフィギュアがパイロットのアムロじゃなくって、もやもやした方がいらっしゃったら嬉しいなあ。