2020/05/02
結構反響のありました。「格好いい旧キット1/60ガンダムの作り方」
>> リンク ですが、Twitterで続編を上げたところ、こちらも好評でした。なのでTwitterで上げた続編2編をより詳しく解説し、さらに追加で各部の固定方法を記事化しました。
今回の3記事はこんな内容です
■プロポーションの検討は?
■ここまでなら数日でできます
■立たせるために各部の固定方法は?
(NEW)■プロポーションの検討は以前当ブログの「ガンプラのオススメHow to」の記事で紹介した。
PCでプロポーション検討の話>>に詳しいのですが、
今回の旧キット1/60ガンダムでも同様にシミュレーションしました。
お手本はROBOT魂のガンダムです。なぜROBOT魂のガンダムなのかは好みとしか言いようがないのですが、特に参考にしたのが、胸と胴、肩のバランスです。どこをどう改修すればいいのか悩んでいるときに出会ったのがROBOT魂のガンダムだったのです。

左からキットノーマル、1次改修、2次改修、ROBOT魂のガンダムですが、だんだんとROBOT魂のバランスに近づいてきているのがわかると思います。
左から三番目の2次改修画像のプロポーションはほぼ最終版と同じなので、フルハッチオープンガンダムの上半身はROBOT魂のコピーということになりますね。(ガンダムセンチュリーといい、How to build GUNDAM2といい、何重にコピーをして作っているのやら、、)

ROBOT魂の画像をこれらの改修画像に重ねるとこんな感じです。
左から二番目の1次改修の時に、「まだまだ胸は大きいようだが、さてさて、どれくらいの感じで詰めるべきか??」と考えていた時にこの検討をしたので、画像の重なり具合からもその後、大きく各部のバランスがROBOT魂に近づいています。こうやって指標を設定し、差分を把握することで、迷うことなく大胆にノコを入れ、スピードアップができました。いそがば回れですね。
■ここまでなら数日でできますマジです。3日できます。

上の画像は上の画像の1次改修時点の別アングル画像ですが、実は結構いい感じです。
このまま仕上げても大きなアニメーションイメージの優しいガンダムにすることができると思います。

このように各ステップでの改修内容をまとめました。
繰り返しっぽくなりますが、3日でできるとしているのは上の画像、真ん中(2)の状態です。
正面から見ても、結構いい感じだと思います。ROBOT魂僕が立てたターゲットで、この方がいいと追う方もいらっしゃると思います。
上の画像に戻りますと左端(1)の状態から(2)の状態にするのに6つの改修ポイントがあります
詳しくは「格好いい旧キット1/60ガンダムの作り方」
>> リンク で解説してますので参照ください。
3日といったのはエポパテの硬化を待つ工程が大きくは2回あるためです。
僕の製作スタイルはエポパテ盛ってお休みなさいなので、硬化に2晩、で、3日ということです。
以下ざっくりとその実際の工程を紹介します
【1日目】
キットを組み立てて、(要接着です)
各部品の裏に1mmプラ板を貼って補強
フェースを剥がし、頬あたりがなくなってしまうのでエポパテで埋める
胸の左右側面の幅詰めをする
胴部延長(エポパテ)をする
太ももの上端も切ってフンドシやパンツ部分との干渉をチェックする
足首の関節軸受けをきりかく
腕は方アーマーの関節軸を削除し、下方にずらせばそれなりの長さになります
【2日目】
エポパテでヘルメットに再固定(メンタムでいつでもはがせるように)
首をエポパテで作る
胴の左右幅を詰める
切り欠いた太ももをプラ板で蓋をする
ここからは次のセンテンス「立たせるために各部の固定方法は?」で紹介します
■立たせるために各部の固定方法は?
ここまででだいたいこんな感じになったと思います。
2日目の午後は3日目立たせるための仕込みになります
ただ立たせるだけでなく、格好よく立たせるためには、腕と股関節と足首の角度が非常に重要になってきます。僕のやり方は、エポパテで角度を決めて、軸を打って完全固定という方法です。

まず上の画像のオレンジ車線部分のようにエポパテを詰めて、盛って、先ほど重要だと上げた、腕、股関節、足首の角度を決めましょう。エポパテなので1時間くらいたった時(エポパテによる)の硬化し始めた頃が微調整のやりどきです。
失敗してもパテを剥がして削ってもいいし、さらに盛ってもいいし、やり直してもいいと思います。
腕あたりからやるとやりやすいと思います。
2日目の午後はその他の部分もパーツ内部に仕込めるところは仕込んでおきましょう。
そうそう、言い忘れてましたが、【1日目】の組み立て時に、スネの足首方向の先端内部はパーツの接着前にエポパテを詰めておきましょう。腕の手首付近も腕の延長をしないようでしたら、ここも接着前にエポパテを詰めておきましょう。
【3日目】
主に軸を打ち込んでポージングを固めます。
これも上の図の青い部分のように軸を打っていきますが、軸の径は2mmでも3mmでもプラ棒でもアルミ棒でもいいと思います。
ドリル方向に注目ですが、重要な腕、股関節、足首はこの方向から打ちました。空いた穴はあとでパテなどで塞げばいいんです。そういう意味では、肩から胴にかけて貫く腕の固定軸はプラ棒がいいですね。表面をツライチにできますし。(僕も確かそうしました)旧キットは大胆に加工するのがほんと楽しいです。
そうそう、この方法でドリルで穴を開けるときは細い径のドリルを使って徐々に大きくしていかないと、プラ、エポパテ層を何層も貫通するのでずれますので気をつけてくださいね。
どうでしょう?3日でできましたか?(←ええー!)
そういえば、今年のオラザク選手権に旧キット1/144ガンダムのコースができましたね。
多分、やったことないですが、想像ですが、プロポーションの改修には今回の1/60ガンダムの結構な部分で応用が効くかと思うんですが、、、どうかな??