【更新】ガンプラのオススメHow to インデックス


初心者向けとは言えないけど、決して一般的ではないけど、これまでの制作の中で発見したHow toを紹介する「ガンプラのオススメHow to」、定期的にバックナンバーをまとめております。この週末に、家でビールでも飲みながらどうぞー。

ガンプラのおすすめHow to

最近の更新分 new!

コンテスト締め切り前のTo do リスト



バックナンバー

[塗装] スミ入れ色の話
[塗装] ブルーグラデ塗装のちょっとしたコツ
[塗装] 色味のコントロールの話
[塗装] いつも使っている色は
[塗装] LEDとか使わずに発光して見えるビームサーベルの塗装仕上げの話

[素材] 溶きパテの話
[素材] 夏休みっぽく今回は虫ピンのお話です
[素材] パイピングについての話

[仕上げ] 仕上げ後の必須アイテム・指サック
[仕上げ] 効果的なメタリック塗装仕上げについての話
[仕上げ] 効空気感が出現する、マーキングへのオーバーコート
[仕上げ] 極薄シールで作るディテール表現
[仕上げ] リカバリーはカラを破るチャンス(かも)
[仕上げ] 妄想を刺激する、覗き込まなきゃわからないディテール
[仕上げ] 最も簡単なディテール工作 穴あけディテールの話
[仕上げ] 影部分の処理の話 
[仕上げ] 影部分処理の話 その2 穴の表現
[仕上げ] プラ板ディテールのひと手間 段オチフレーム
[仕上げ] アクセントの手段としての光沢
[仕上げ] デカールの段差処理のひと手間
[仕上げ] 伏線の回収 デカールの段差
[仕上げ] レッドポイントの作り方と貼り方の話 
[仕上げ] レッドポイントの精緻感が別世界に突入した話


[改修] 格好いい旧キット1/60ガンダムの作り方 

[改修] 格好いい旧キット1/60ガンダムの作り方 【続編】
[改修] 1/60の表現(ディテール工作編)
[改修] 基材を組み合わせた表現、宇宙世紀っぽいヒンジを100個作る方法
[改修] 簡単に精度の高いディテールを作る方法
[改修] 簡単に精度の高いディテールを作る方法ー続編ー
[改修] ミキシング始めるなら◯◯メカがオススメ
[改修] 装甲の厚みを感じさせる部分C面処理
[改修] ミキシングで旧キットをアップデート
[改修] C面はサフを吹くとチェックや面出しがしやすい
[改修] 楽しいミキシングを強く勧めるよ 
[改修] FW GUNDAM CONVERGEの改修の話
[改修] 手は口ほどにモノを言うの話
[改修] 異次元の精密さ エッチングパーツを使おう

[撮影] 画像は光の当て方で雰囲気が変わるよ
[撮影] ガンプラのオススメ撮影 How to まとめ
[撮影] なぜ白背景なのか?その作り方は?
[撮影] カメラ周辺の機材や小道具の話
[撮影] レフ板を使って目を光らせよう 
[撮影] 自作のグラペでコンバージを撮ろう
[撮影] 撮影環境についてー
[撮影] 新・撮影環境についてー
[撮影] ポージングと画像についてちょっとしたこと
[撮影] PGストフリをどう撮るか?
[撮影] ポージング、このわずかな空間にこだわる

[構想] PCでプロポーション検討の話
[構想] カラーリングの変更は急がば回れ

[工具] 2016年 模型とその周辺で使ってよかったもの8アイテム
[工具] こじ開けはパチ組み必需品です 
[工具] いい道具はやはりいいのだ ヤスリの話
[工具] 精度なディテールが簡単に スプリングコンパス ディバイダー 
[工具] マスク使ってる?
[工具] タガネの切れ味を復活
[工具] 新しいツールを手にいれた 最近のヤスリの話
[工具] 研げるのはタガネだけじゃない
[工具] ドレン&ダストキャッチャーII 使ってみた
[工具] 塗装の水対策
[工具] エアブラシから水がー!
[工具] 工具購入
[工具] 新兵器到着 塗装環境
[工具] 製作環境ーよく使う道具は
[工具] 製作環境ー小物入れ

[その他] 【HG編】家で楽しむ、今、本気でオススメするガンプラ4つ+α

[その他] 【MG RG編】家で楽しむ、今、本気でオススメするガンプラ6つ
[その他]  オラザク大賞「The GUNDAM」の梱包はこんな感じ
[その他]  展示会こそ解説が必要じゃない?
[その他] フォトブックを作ろう
[その他] 最近のパッキングについて
[その他] 作業机周りをちょっと見直しました 作業台の話などなど
[その他] 模型のお守りの本
[その他] ディスプレースタンド 旧キット選手権の場合
[その他] 巨大感を演出する工夫のお話 -製作編-
[その他] iPadでモデグラ150冊 iPadのモデラー的活用
[その他] 完成癖の話
[その他] 作業スペース
[その他] モデグラを150冊自炊した
[その他] 椅子が来た








MGバルバトス完成しました

MG 1/100 ガンダム バルバトス完成しました。

TV放送はずっと見てたんですが、一時期東京に住んでおり制作環境も整っていなかったため、放送時に発売されたバルバトスのキットにはいまいち手が伸びませんでした。
しかし、ずっと気にはなっていましたし、「もし作ったらこうしよう」という構想だけは頭の中にしっかりあって、今回のMG化の機会に実施してみようと思い立ちました。
僕のよくやるディテールに、パイピングがありますが、オルフェンズの世界観とパイピングの相性が良すぎて、それ以外にないと、太めのパイピングを6本、中パイピング4本、細パイピング8本施しております。
あと、全体のカラーリングも地味ですが工夫をしましたのでそのあたりが見どころかと。
それにしてもMGバルバトス、、すごく格好いい。

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今回の工作(ディテールの)のコンセプトは「鬼」の表現です。
表現としては、新造のブレードアンテナ、脇腹のパイピング、背面に増設されたタンク、、がそれにあたります。なぜ「鬼」か?鬼っぽいガンダムだから?。

鬼施策その1 → ブレードアンテナを胸に3か所、額に1か所追加しました。このとげとげ感が鬼イメージを増加

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鬼施策その2 → 脇腹にパイピングを施しました。肋骨が浮き出たような感じになるのが鬼っぽい。
特にパイピング付け根にはライン状のデカールを貼って肋骨感を強調!

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鬼施策その3 → 背面にタンク増設 単に鬼が良く持っている棒のようなものをイメージしました。(こじつけやん!)

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足首はバルバトスのぺったんこのデカ靴もキャラクターなのですが、好みで結構変えました。
ハイヒールっぷりはだいたい10mm程度ですが、かかと周辺の白い外装も下にずらしたので
それほど高くは見えないのがミソ。
ハイヒール化に合わせ、足の甲も高めに変更しました。
スリッパ部分(赤い部分)をソール部分(グレーの部分)から上にずらして接着しました。
足首から前の屈伸ギミックはオミットしました。

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塗装と仕上げですが、バルバトスといいますか鉄血のオルフェンズのMSはウエザリングが似合うと評判ですね。
しかし、残念ながらウチにMSのウエザリング仕上げはほとんど期待されていません。しかし、、という逡巡があったのですが、狙いが「道具感」「現場感」ということであれば、その手段はウエザリングに限ったことではないと思いました。
うちが得意とするきれいな仕上げでもできるのではないか?と。(続く)

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トリコロールに塗りたいという欲望はストレートに実行(ハイレゾWガンダム以来1年半ぶりです)
これで「道具感」「現場感」達成のハードルはさらに高いものになりました。
白、赤、青、黄のレシピもいつも通り 関連How to >> いつも使っている色は
フレームもいつものグレーバイオレットと特色の333(追加タンクなどは今回は少し黒を足しました)
中間グレーもいつものガルグレー+白ですが、今回は少しだけ暗めに調合。(続く)

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この中間グレーが今回のポイントです
中間グレーの配色ですが、今回はダクトや、関節やフレームの近くに置くことを意識しました。
これが今回ウエザリングなしで、劇中の道具感、現場感が表現できないか?というトライアルの手法その①です。
中間グレーをダクトや関節周りの複雑造形のそばに置くことで、密度が増さないか、そして中間グレーは、使い込まれて変色した部分というのはどうか?いくらきれいに清掃してもそのパーツはオイルや薬品の浸透や高応力負荷、または高熱で変色してしまっているというイメージです。でも改善の余地大ですね。(続く)

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ウエザリングなしで、劇中の道具感、現場感が表現できないか?というトライアルの手法その②ですが、
脇腹から背面に向けてのメカ露出部分にさらにパイピングやタンクが増設され、迷宮化したごちゃメカ部分の造形と、ごちゃメカ部分の仕上げにあります。ごちゃメカって塗分けた場合、うまい人ほど程よく整理され、「何が何だかよくわからない」風にはならない印象があります。
今回はあえて単色で仕上げて立体から醸し出される複雑な感じをドストレートにお届けしています。
しかもマーキングがさらにごちゃごちゃ感をアクセラレート!
中に分け入ってしまうと何が飛び出すかわからない、そんな雰囲気がないでしょうか?道具感、現場感でてないでしょうか?(続く)

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例えるとラリーカーやレーシングバイクのイメージが近いかなと思います。
ケプラーなど塗装部分と素材部分との差や、そこを高熱から保護する金属シートなどの部分ごとのちぐはぐ感。
パイピングなどの増設部分は現場対応感がいくら隠そうとしても醸し出されてきます。それらはどれだけ洗浄してきれいにしてても目に飛び込んできます。(続く)

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さらにこれらの表現も、1/12スケールや1/20スケールならそれぞれ素材や変色具合もリアルに表現できますが、そこは1/100ですので、むしろ割り切りが必要とも言えます(よね)。
、、と説明はいいかもしれないですが、実際の表現がどうなのよ?できてるの?というのが、模型制作の厳しさです。とほほ。

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滑腔砲もセンサーを増設したり、パイピングを加えたり、現場対応感を出してみましたよ。

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目にイナズマ風のエフェクトをつけたくなる、、。

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腕パーツを外した状態です。脇腹の複雑なパイピングと背面のプロペラントタンクはこのように処理されてます。

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見所は後頭部から伸びる細いパイピング

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首パーツを外すとこんな感じ。しごいごちゃごちゃ。

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背面のディテールアップ。膝裏付近のディテールもメカ感を強調しました。

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背面別アングルから。

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スカート内部。リアアーマーにはハニカムエッチングシートをセットしました。エッチングシート越しに見える赤いマーキングがポイント。関連How to >> 異次元の精密さ エッチングパーツを使おう
アンテナ先端の赤いポイントもポイント(?)関連How to >> レッドポイントの作り方と貼り方の話

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足裏も仕上げてます

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■フィギュアについて
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そうそう、ディスプレースタンドですが、厚さ20mmの白アクリルで、タイトルシートを貼ったものです。気が付かれた方は鋭い!オラザクに応募したThe GUNDAMと同じ仕様です。

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フィギュア背面には鉄華団のマーキングつき。
フィギュアはセメダイン社の貼ってはがせる接着剤でディスプレースタンドに止めています。

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フィギュアはポージングを変更しました。左手を上にあげて「やあ」って感じのポージングを、両手をポケットに突っ込んだポージングにパテで変更。

■比較画像
MGバルバトス比較1
パチ組との比較画像です
プロポーションは首の延長とかかとのハイヒール化のみ。かっこいいキットですよ。
ハイヒール加減と、それに伴う足の甲高化加減もチェック。

MGバルバトス比較2
背面はパイピングやプロペラントタンクの追加で、大きく印象を変えています。

MGバルバトス比較3
細かな塗り分けも見所のつもりです

MGバルバトス比較4
滑腔砲のディテールも結構色々と部品をつけているので、シルエットも変わった印象です。

MGバルバトス比較5
腹部のメカが露出しているのがバルバトスの大きな特徴ですが、それをさらに強調するべくディテールを追加しました。

■途中工作画像
MG_Barbatos_工作1JPG
脇腹のパイピングはこんな感じで流れています。

MG_Barbatos_工作2
ハイヒールの処理はこんな感じです。
頭部アンテナ、メイス先端、爪先端もピンピンです。

MG_Barbatos_工作3
今回はディテール類はごちゃごちゃ感を強調するためあえて単色で塗装していますが、このように素材状態だと、どこがどんな感じになっているかわかりやすいかと。

MG_Barbatos_工作4
金色の精密金属パーツはアンテナの基部になる部品。その先に金属線を接続し、アンテナにしています。

オラザク大将受賞作品「The GUNDAM」以来の久々の完成品のご報告で、感覚を取り戻すのが大変でしたが、いかがだったでしょうか?
いつも最後まで見ていただいて感謝です。 >> mat





コンテスト締め切り前のTo do リスト


オラザクなどのコンテストに応募するときは、その制作の最終コーナーあたりでやることが膨大になってきます。
制作そのものが間に合わないかもしれないし、あれもこれもやらないといけない、と頭が混乱してきます。
今回はそんなバタバタした時期にやるべきこと、計画の立て方のお話です。
いつも通りmat modeling serviceの主観というか、昨年のオラザク選手権で実践して気づいたことの紹介ですので、みなさん参考になりそうな部分のみ抜き出して試してもらえたら。
(この記事は昨年の応募直後くらいに書いたので、時制がおかしなところがあるかもです)

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まずは作成したToDoリストを紹介しますので、この順で詳細を説明します

■コンテスト締め切り前後のTo do リスト
----締め切り1か月前〜2週間前----
□写真集の発注先の決定(納期時期の確認)(念のため2回発注できるような日程検討)
□制作To Doリストをベースにラストスパート
□完成!
----締め切り2週間前----
□写真のラフ撮影(テスト)
□画像を見て分かった修正箇所の処理
□屋内撮影セットの改修
□写真の撮影(屋外)
□写真の撮影(屋内セット)
□画像の選定、編集
----締め切り1週間前----
□写真集の発注
----締め切り1日前----
□キメ画像の貼るパネ、送付封筒購入
□キメ画像のプリントサービス
□キメ画像のパネル化(2カット)
□応募コメント、エントリーシート記入
□Twitterでの応募告知
□応募! お疲れ様です!


では順を追って説明しますね

□写真集の発注先の決定(納期時期の確認)

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いきなりそこ?と感じる方もいらっしゃると思いますが、そこからスタートしました。
仕事でもそうですが、誰かにやってもらうことをしっかり計画に入れて、そこを中心に作業を進めることが重要だと思います。
今回はプレゼンにプリントサービスを利用した写真集を使うことを前から決めていました。
プレゼン資料は審査員に伝えたい部分が伝わるかどうかが重要なので、手法はどうでもいいと思いますが、本の形式なので紙面に載った時がイメージしやすい、ページ構成など工夫することができるので、見やすいものになりやすい、という利点があると思いますが、自分で本のようなものを作ってみたかった、というのが大きかったと思います。
一方で、クリアファイルを使ったプレゼンが大多数と思いますが、画像をきれいに大きくプリントして、それをクリアファイルに入れれば、すべて自分で締め切り直前までコントロールできるので、締め切り間際まで粘って品質を上げることができます。
なので、写真集発注から納品までどれくらいの期間が必要になるかを知ったうえで、制作最終コーナーの計画を立てる必要があります。
僕の使ったサービスの納期は1週間かかるということだったので、1回目の上り具合が厳しかった場合データ修正して再発注するケースを考えて、2週間+データ修正の期間を計画に織り込むことにしました。
今回はWebでサービスを絞り込んでいきましたが、のちにキタムラに大判出力をしに行ったときに、キタムラでやっている写真集サービスの見本が置いてありました。余裕のある時に一度ヨドバシでも、ビックカメラでもガンプラを見るついでに店舗に行って、写真集の質と納期と価格を確認するといいと思います。

9/2が発送締切日だったので、8月頭には発注先を検討することに。
【参考】ガンプラのオススメHow to >>フォトブックを作ろう

□制作リストをベースにラストスパート

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特に制作最後の仕上げのツメなので、やることを書きだして、漏らさずに仕上げを進めたい。
やるべき時に適切な作業をやんないと、手戻りが発生して、今回のような締め切りがあるような制作ではリカバーが厳しくなることがあります。
ユニットを固定する前や、トップコートを吹く前にやることは特に注意が必要です。


□完成!

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□写真のラフ撮影(テスト)
これが結構重要で、撮影時の光環境で撮影して、拡大してみて初めて分かるポカが僕の制作には必ずあります。ポカならいいですが、「なんか足りない、、」と感じることもあり、今回まさにそんな感じ。(次工程に続く)

□画像を見て分かった修正箇所の処理
視力が落ちたのか老眼か、サフを何度も吹いたせいか、今回は奥まった部分に表面がざらついた部分を数か所見つけてしまいました。
高番手のペーパーで磨き落とし、部分的にマスキングして塗装でリカバーしていきました。
また、なんか画像から感じる多重層感というか奥行きに欠けたので、メンテナンスハッチ内のパイピングを束ねるテイでメタリックテープ(RGガンダムのリアリスティックデカールのカッパー部分)を細く切り出して各部にセットしました。オーケストラで言うと管楽器の高音部分が補完できたかと(←テキトー)

□屋内撮影セットの改修
ラフ撮影をするまでもなく、1/60のスケールの完成品を撮るには撮影ブースの大きさが足りないことはわかっていました。
撮影ブース高さをティッシュペーパーの箱などでかさ上げし、ブースが大きくなった分、蛍光灯を増して光量不足に対応しました。

□写真の撮影(屋外)
台風が来ていたのですが、ちょうど薄曇りで撮影環境に恵まれました。
ベランダで撮影したのですが、近所の奥さんが前の通りでずーっとおしゃべりしていて、角度的にガンダムや自分が丸見えだったのがきつかったです。
屋外撮影は必須ではないと思いますが、審査にインパクトを与える巨大感のある画像が撮りやすいです。

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□写真の撮影(屋内セット)
いつも通りの撮影です
【参考】ガンプラのオススメHow to >>ガンプラのオススメ撮影 How to まとめ

□画像の選定、編集
非常に時間がかかるので多めに日程を確保。
しかし、お盆で帰阪の計画があり、車中や、実家での作業になりました(実家にWifiがないのは痛かった、、)
今回は写真集でのプレゼンを考えているので、画像の選定や見せる順番もそれぞれの画像がどちらを向いているかに気を付けました。
写真集後半は製作途中画像や、手書きの改修箇所説明図を盛り込んだのですが、これまでこつこつ画像や説明図を作っておいてよかったなと。

【参考】フォトブックの全ページ公開>>フォトブックはこんな感じ

□写真集の発注
最終的にここで発注しました >> Photoback
選んだコースはこれ >> GRAPH [グラフ]

決め手は、比較的大判だったことと、ほどほどのページ数が用意されていたこと。なにより、ページ構成のひな型がシンプルで格好良かったことです。
作品が1/60という比較的大きなものなので、その大きさを伝えるためにもなるべく大きなサイズを選びました
上がってきた写真集を見た時の感動は今回の制作通してのハイライトだったかもしれないです。
1回目の上りの不備を修正するために、2回発注できるような日程を取っていましたが、自分の想像を超えるクオリティーで、1発OKの仕上がりでした。(入力したテキストに僕のミスによる誤字がありましたが、気にしない気にしない、、。)

□キメ画像の貼るパネ、送付封筒購入

□キメ画像のプリントサービス
自分でプリントしてもいいと思いますが、最高画質の最高コンディションを家庭用プリンターで出力するのはかえって時間がかかると考え、貼るパネを買うついでにキタムラにデータを持ち込んで出力してもらいました。
時間もそれほどかかりませんでした。ちょっと待てば出力してもらえます。お店の人に画像をみられて大丈夫ならオススメ。
A4プリント1枚1000円でした。今回3カット出力して、インパクトのありそうな2カットを選んでパネル化しました

□キメ画像のパネル化
審査時の目にとまる機会が増えるかもと、A4サイズのパネルを用意しました。
できれば自立するような簡易的なスタンドもつけたかったのですが、今回はかさばりそうなのでやめときました。
パネルは片側がシール状になったスチレンボード(貼るパネ)で100均で購入し、自分で貼りこみました

□応募コメント、エントリーシート記入
ホビージャパン誌のエントリーシートをスキャンして、PDF上でデータで記入し、プリントしました。内容はどんなものがいいのかよくわかりませんが、読みやすさ優先です。

応募用紙
エントリーシートはこんな感じ

□Twitterでのオラザク応募告知
ここまでオラザク選手権にエントリーすることをオープンにしていなかったので、サプライズ的なイベントです

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□応募
オラザク選手権はWebでも応募できるのですが、僕は前述の通り、画像をプリントした写真集とパネルで応募しました。
作品のインパクトの高さは、実物>手に取れる画像>Webでの画像、の順かなと感じます。
Webでの応募の場合、画像は最終的に審査ではプリントされると思いますが、その画質やサイズは審査関係者任せになってしまい、質をコントロールできません。
一方郵送での応募は、プレゼンの形態や最終的に審査されるモノの質をルールの範囲内で、できるところまでコントロールして高めることができます。むしろここにプレゼンの醍醐味があり、クリエイションの発揮どころかと思っています。今回は以下の3つを郵送しました。
・フォトブック
・フォトパネル
・応募用紙

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左右の画像がパネル化したものです


■まとめ
実際応募前のバタバタを経験すると、やらなきゃいけないことの全体像が分からないための焦りが結構あります。
今回リスト化したのは実際にやってみたことですが、全体像として網羅感は出せていると思います。
その他にもっと面白い取り組みもあると思いますし、これはやらなくてもいいんじゃない?と
いうものもあると思いますが、そんな時はこのリストから足したり引いたりしてもらえればいいと思います。
今回初めてコンテストに応募して、完成前後のToDoも工夫のし甲斐のある模型制作の楽しいプロセスだなと感じました。
今回の記事は、僕自身、次回応募の機会があった時の備忘録であり、今年オラザクに応募しようという方に向けた考え方の一助となればいいなと。
みなさま、グッドラックです!