フルハッチオープンZZを撮っては手を入れ

フルハッチオープンZZ、ちょっとづつ撮って、気になるところに手を入れて、完成を先延ばしにしています。11/25発売の月刊ホビージャパンに発表される、今年のオラザクの結果を見てさらに影響を受けて、、これは無限に楽しめるんじゃないか?!
、、な週末を過ごしました。
オークションは年末年始の予定ですが、細かい部分で今の状態から少々手が入ってる部分があるかもです。

DSC_0001文字つき

DSC_0009のコピー
今週末は本格的にハイメガキャノンを装着して試し撮りしてみました。
肩を中心に横方向に造形が伸びていくのがZZガンダムの特徴ですが、ハイメガキャノンをつけると、前方向にも伸長し、大変なボリュームになります。

DSC_0013のコピー
大中ユニットの洪水です。
疎密のコントロール的にはうまくいった部分と、そうでもない部分がわかってきました。もう少し加えたい部分と減らしたい部分があります。

DSC_0011-01.jpg
こういうトリミングになると、もう手に負えない、、ということがわかりました。
一旦完成、、と思いつつ、その後も好きな時に写真を撮って、撮った写真を眺めて、作戦を考え、手を加える、、。そんなことが許される豊かな趣味の時間を楽しんでいます。
冒頭で「無限に楽しめる」と書きましたが、そのうち本当に「あ、もうやることがなくなった、、」状態が訪れますのでそれまでは、さよならは言わない(すかんち:恋するマリールー)


MGZZ ver.kaは再販したようで、在庫潤沢、28%オフ。年末年始のプラモにおすすめです

フルハッチオープンZZができた週末


先週末の投稿では、各パーツごとに仕上がり具合を紹介しましたが、あのでかいバックパックを組み上げると、本体の背中と、バックパックの背中側がほとんど見えなくなるのに気がつきましたので、まずはそこからご紹介。

DSC_0011_20201115193322c52.jpg
本体とバックパックをつなぐでかい竜骨のようなフレームは設定では赤なんですが、全体のカラーのバランス(というか好みで)メカ色に変更しています(つまりクレオスのグレーバイオレットです)

DSC_0012_20201115193324753.jpg
あと、腰のリアアーマーについている箱状のユニットはハイメガキャノンからのケーブルが繋がります。この辺FAZZの名残でもあるんですが、実際この完成品もハイメガキャノンを担がせることができるので、いずれ活用される予定。

DSC_0015_20201115193403306.jpg
一方バックパックの方はこんな感じです。目立つバーニアは、外側から、キットのバーニア(外はダークアイアン、うちは赤仕上げ)、その中に市販のバーニア部品(ダークアイアン仕上げ)そしてメタルパーツ(半光沢仕上げ)です。

DSC_0016_202011151933204d1.jpg
ちょっと目立たないんですが、ミサイルポッド先端にもハッチがあります。
ビームサーベル先端のアンテナもちょっとしたポイントです。

DSC_0020_20201115193322eea.jpg
内側だけでなく外側も見て欲しい部分があるんですが、いいですか?
今週末は各ハッチ内にホログラムシートや、カッパーのメタリックシートをごくごく小さく切り出して貼っています。これが実際に見ると、ハッチ内の暗がりの向こう側がチラチラ光って、いちいち目を引きます。結構あちこちに貼っているので、画像にしても必ずどこかが光っている感じです。

Emxo-1GUUAAv8Aa.jpg
そうそう、今週末は、脚関節を固定しました。具体的には、股関節、ひざ関節、ひざアーマー、足首関節です。
もう散々脚の各関節の角度を調整し、「ここ!」という角度で固めてあります。(腕や首の関節は自在なので、フルハッチにしては十分なポージングや表情付けが可能です。フルハッチでアクションポーズはちょっと状況が??なのでこれでいいのだ。)
そうしてこのように厚さ20ミリの白アクリル板に脚の裏で固定します。これはオラザクのフルハッチオープンのガンダムと共通仕様です。固定の仕方は足首内にナットを仕込んでおき、アクリル板の裏からネジで止めています。(なのでドライバーで着脱可能です)
なぜ関節を固めて、ディスプレーベースに固定するかというと、理由はいくつかあります。1つ目はフルハッチオープンモデルは繊細なハッチが身体中から飛び出しており、一回各ユニットを組んでしまうと、立たせておく以外に置いておけないからです。うつぶせも、仰向けもどこかのハッチが床に接してしまいドキドキです。2つ目の理由は、同じ理由で持つ場所がないからです。最近は地震も多いので、しっかりしたディスプレーベースに固定しないと安心できないというのもあります。そうそう、梱包もベースに固定しておくとやりやすいですね。
上の画像はフルハッチシリーズ連作ということで、並べて撮っておきたかったんですね。同じアクリルのディスプレースタンドは統一感があってキモチいいです。

DSC_0003_202011151934057cf.jpg
そして今日、ディスプレースタンドの前面にネームプレートを取り付けて、いよいよ完成!です。
このネームプレートの仕様もフルハッチオープンガンダムと共通です。

ka-zz1のコピー
完成記念で、元ネタのカトキ氏画稿をあげておきます。ハッチの場所や開き方はアレンジしていますが、こうして並べると結構画稿に忠実に再現できたなという印象です。
オークション出品は年末年始の予定ですが、そレまでの間、撮影を楽しんで、気になったところがあれば、現物の修正をちまちま進めてていきたいです。
では!



最終組み立てを楽しむ。フルハッチオープンZZ

デカールの段差消し用のクリアコートをデカール周辺に吹くこと2回、その後今朝、最終トップコートを吹いて、ダクト内に塗装済みのフィン状プラ板を貼って、ホログラム系シートを貼って、、、いよいよ各ユニットが完成状態になりました。
いつもならここでさっさと組み立てるところですが、いやいや、待てと。腹部に内蔵するコアファイターから声が聞こえてくるよ(あざとい、、)。
そうなんです、このコアファイターは一旦腹部にセットされると、その後は見えない。しかも今回はフルハッチオープンモデルということで、首、腕以外の関節は固定して、さらにフルハッチオープンガンダムのようにアクリルのディスプレーベースに固定することになっています。(そうしないと全身トゲトゲの繊細ディテールのため迂闊に触れないのです。)
つまり、腹部のコアファイターは体幹をしっかり構成してもらうべく,ガッチリと固定してしまうのです。
なので今回はコアファイターをはじめとして、各パーツを組み上げる前に撮影しておこうという試みです。

DSC_0006_20201108180027b1c.jpg
胴体の俯瞰から。いつもだと頭部がセットされているので、首元などはよくわからなかったと思います。
首の後ろのメカディテールもZやZZといった変形するガンダムの見せ所です。
あと首左右のダクトの内部壁は影色で塗りつぶして、シャープな印象に。これが結構効果的。
青い部分の墨入れ色はタミヤエナメルのクリアブルー、いつものように。

DSC_0008_2020110818002892d.jpg
胸の黄色いダクトの直下にはハッチが2箇所あります。また、赤いコクピットブロックのハッチ内に、さらに小さいハッチも見えると思います。これらは覗き込まないと見えない系ディテール。
赤い部分の墨入れ色はタミヤエナメルのクリアレッド、これもいつものように。

DSC_0010_2020110817483228c.jpg
そうそう、今回の記事の主役はこのコアファイター。奥のコアファイターが変形して腹部に収納されます。せっかくなので設定とはカラーリングを変えました。
手前はディスプレー用のコアファイター。ジュドーフィギュアを横に置く予定です。こちらはきっとの主翼が小さかったので、大きく新造しました。でもこの大きさだと変形できないなー。こちらもフロントのダクトの色を設定とは変更しています。共に派手派手なので、1色削除するカラースキームです。
キャノピーは裏面からスモーククリアを吹いています。

DSC_0016_2020110817483487c.jpg
そんで腰ユニットに組み込んだ状態がこんな感じ。コアファイターのキャノピーに貼り込んだホログラムシートがいいポイントになってるなー。それら含め、これから組み立てしまうと二度と見れなくなります。こうして画像に残せてよかったよ。コアファイターよ、さらば!

そうそう、脚を組んだらよく見えなくなるリアスカート裏面の塗り分けもこのように、ですがこの撮影はちょっと大変でしたよ、、。

DSC_0028_202011081749390f0.jpg
次は腕編。まずはZZの特徴的な肩アーマーから。
ここは3箇所のハッチが開いています。そして先端にはアンテナが2本ずつ、の構成です。
直線的な追加スジ彫りが結構うまくいった感じです。

DSC_0022_20201108174940bf5.jpg
腕はこんな感じ。腕はFAZZの腕を加工して使っていますが、FAZZのヒジ関節はいわゆるガワラ曲げができるんですよ。腕関節の可動は残してありますので、手持ち系の武装のセットが楽しめます。一方でZZに比べるとこのFAZZの腕は若干細いので、青いアーマーを外側にオフセットして取り付けて太くしています。
この画像の右側のアングルはウイングバインダーをつけるともれなく見えなくなってしまいますので、ここで。

DSC_0026_20201108174942519.jpg
次はこれまた特徴的なウイングバインダー。左右それぞれ8箇所のハッチがあります。ここはVer.Kaのかっこいいところが凝縮されていますね。いい感じです。
デカールの段差もいい感じに消えて馴染んでいます。

DSC_0031_202011081749439ac.jpg
次は脚です。
片足18箇所のハッチとひざ関節側面のマルイチモールドがロック解除状態で浮いています。

DSC_0030_20201108174945ca6.jpg

DSC_0036_202011081801111c2.jpg
バックパックは強化型仕様です。
ちょっと目立ちませんが、ビームサーベルとバーニアスラスター先端にアンテナをセットしました。
ミサイルポッド内部も仕上げ済みですが、それは本体アップ時のお楽しみ。

DSC_0033_20201108174946237.jpg
ダブルビームライフルは2仕様製作しました。
一つはmat modelingi serviceおなじみのブルーグラデ仕様。Gフォートレスに変形すれば、結構格好良いカラーになると思いますが、今回は日変形です。
もう一つはFAZZ付属のライフルです。
これらコアファイター同様、コックピットはスモーク仕上げで正面にホログラムシートを貼っています。

DSC_0044_20201108174835881.jpg
そして最後は、大迫力のハイメガキャノン。右側面にはセンサーを「後付けっぽく」追加し、さらに全体的にパイピングを増加し、トータルで試作品っぽさを強調しています。

さてさて、次回はいよいよ完成編です。お楽しみにー。
そうそう、オークションは年末年始の予定です。





トップコート直前、フルハッチオープンZZ


さてさて、スミ入れまで終わったフルハッチオープンZZですが、ここからデカールワークに突入です。

DSC_0008のコピー
MGZZ Ver.Ka(正確にはMG FAZZ Ver.kaとニコイチ)をこうしてみると、ディテール加減が絶妙です。RGなどはこの状態でハイディテールなので、さらにデカール?って気になる時がありますが(でも貼ったら貼ったで格好良くなる、、)Ver.Kaはデカールを貼るとさらにかっこよくなる予感がすごい。制作体験がしっかりデザインされてるなと感じます。
そのデカール貼りですが、今回、僕も記事を書かせてもらっているNippperオススメのデカールスキージーを使ってみました。

DSC_0001_20201103083051f56.jpg
これがハイキューパーツのデカールスキージーです!
正直これまでのように綿棒でコロコロすればいいじゃない?と思ってたんですが、結論から言うと。買ってよかったです。すごく。

実は僕はデカールを狙ったところに貼るのが苦手で、いつも一発では決まらずに貼り直したり、それを繰り返してデカールが切れたりクシャクシャになったりして、1割くらいは無駄にしていました。

DSC_0003_20201103083052a9a.jpg
それが一発で(いや、1コロで)置いた位置にピタッと決まるんです。(画像はイメージ)
思えば綿棒は水滴型なので、コロコロしても線でデカールを押さえてる、、のに比べ、これは円筒形なので完全に面でコロコロできてるなと、しっかり押さえられてるなと使って改めてその専用工具の凄みを感じました。いやいや感激しました。

実は、スミ入れを拭き取る似たような道具があります。同じ棒状の両端に白い円筒状のスポンジっぽいものがついているので同じ道具だと思ってたんですね。今回ZZでデカール貼りの失敗が続いたので、一度それ(スミ入れの方)をデカール貼りに使ってみたのですが、水を吸わないので、これは別物だと、、(当たり前)で、藁にもすがるつもりでカールスキージーを購入してみて大当たり。使用後のデカール貼りのズレ失敗はなしです。

Nippperの記事はこちら。(デカールスキージーだけでなくデカールワークに関心のある方必読)
プラモ作りの最後をシメる「デカール密着」に、必殺の如意棒を装備せよ!>>



DSC_0004のコピー6
そんな感じでスイスイデカールを貼り進めまして
(そうそう、上のパーツは奥のバックパックのハッチです。この画像はTwitterで外国人フォロワー勢にポッドレース?って受けてました)

DSC_0001のコピー9
フルハッチオープンガンダムもそうでしたが、フルハッチオープンモデルの数少ないルールとして、ハッチ裏はピュアホワイトでやっています。せっかく開けたハッチなので、その裏は白で目立たせたいと言うことなんですが、その裏面には赤デカールでさらに強調しています。次にその周辺に赤デカールを貼ってより目立たせる、、と言う順番で貼っていきます。(そうなってないところも多いですが、、。)

DSC_0001のコピー10
調子に乗って、これまでで最高枚数のデカールを貼りこみました。このあとさらに50枚くらい追加してます。そこまでいくと写真には映らない箇所にさりげなく貼られているデカールも多くなっていきますが、フルハッチオープンモデルはそんな感じの覗き込まないと見えない箇所をたくさん作り込むことができて楽しいです。

さて、このあとは、デカール部分のクリアコート、トップコート、別に仕上げたダクトの底面部分のセット、ホログラムシート、ミラーシートのセット、レンズ部分のセットで本体は完成です!