RG νガンダム完成です。

RG 1/144 ガンダム改修完成品

■ずっと興味のあったRGVガンダムですが、今年度のGBWCの開催中止がアナウンスされたため、そちらの制作も少し中断してRGガンダムを作成しました。(この制作がGBWCの作品にいい景響を与えてくれることを願って!)
RGガンダムは発売以降ずっと気にはなっていたので、「もし作ったらこうしよう」という構想だけは頭の中にしっかりあって、それが今回の特徴的なカラーリングにつながっています。

RGνmat-top-1500


そうそう!今回はBGMを用意しましたよ。νガンダムといえばこれ!(1:04からが泣ける!)

RGνmat-02-900
今回の青グラデのカラーリングですが、みなさん、見た時にどんな印象を持ったでしょうか?
モデグラの歴史的名作の九龍版vガンダム? Hi-vガンダム?どちらも正解!
九龍版ガンダムからHi-vガンダムにつながるブリッジ的なカラーリングとして見てもらえればと思います。

DSC_0002-450_20210820215717213.jpg
これが九龍版vガンダム。都合によりSDですがカラースキームだけ見て!

DSC_0004-up-900.jpg
アムロ・レイの最後の機体として、これくらいのスペシャル感があってもいいのではと妄想しながらの制作でした。

RGνmat-03-900
このグラデーションカラーですがmat modeling serviceでは結構多用されていまして、本来グラデでないMSにも使ったりしています。
色数は変わらないのに特徴を出すことができたり、下からライトが当たってるように見えて高級感が出たり、何かと重宝しています。
あまりに使いすぎて、みなさんは飽き飽きしてるかもしれませんが、もう少し探求したい仕上げです。

RGνmat-04-900
グラデのテクニック的なことを少しお話しすると、白を塗ってから青をふわっとブラシして表現するのですが、そのままでは余程塗料の希釈濃度に注意しないと粒状感が出てしまい、ぼそぼそした仕上がりになってしまいます。
それを独自?の技法でクリアして、ほぼ粒状感ゼロの美しい仕上がりを実現しています。
簡単なので興味がある方はこちらをどうぞ
>>ガンプラのオススメHow to 「ブルーグラデ塗装のちょっとしたコツ」

RGνmat-05-900
あと今回の仕上げで気が付いたのは、左右非対称のMSには非対称のカラーリングが良く似合うということです。
九龍版vガンダムがまさにそれ!なのですが、自分で塗ってみないとわからなかったよ、、。
もう一つは、グラデの途中でデカールを貼るとかなり目を引くアクセントになるということです。
ふくらはぎの白からブルーのグラデが変化しているところの白いアムロマーク (?)などがそれです。マークそのものが消えゆくように見えて格好いい!

RGνmat-06-900
最近聞かれることが多いので、珍しくカラーレシピを書いておきますね。 スミ入れはタミヤエナメルです
白:ガイアEXホワイト (スミ入れ:シーグレー)
青:ガイア初音ミクブルー (スミ入れ:クリアブルー)
赤:ガイアEXホワイト+クレオスモンザレッド+蛍光レッド(スミ入れ:クリアレッド)
黄:クレオスキャラクターイエロー (スミ入れ:クリアオレンジ)
グレー(ソールやバックパック:クレオス ダークアース +ガルグレー(たぶん)(スミ入れ:ジャーマングレー)
グレー(間接、メカ部):クレオス グレーバイオレット (スミ入れ:ジャーマングレー)
グレー(武装):クレオス 333
バーニア:クレオススーパーアイアン
トップコート:ガイアExセミグロスクリアプレミアム(半光沢)

RGνmat-07-900
あとはスジボリなどのディテールがキットの状態では過剰に感じたので、頭側部や腰のアーマー中心に埋めて間引いています。

RGνmat-01-900
頭部のアンテナは鋭く加工、バルカンは金属部品に換装。

RGνmat-08-900
ランドセルのノズルのフチは薄々処理、ノズル内部には金属部品をセット

RGνmat-011-900
バズーカは伸縮構造があります。また、グリップには稼働軸があり、自然な感じで持たせることができます。
シールドは本体から離れているように感じたので、腕へのなじみを優先してシールドと腕をつなぐフレームの左右可動部分をオミットして腕からの距離を詰めました
同じ左手のビームサーベルの収納ギミックは塗装剥げのリスクからオミット
前腕の丸ノズルモールドは削除して金属パーツに置き換え

RGνmat-09-900
俯瞰ショットで胴体の左右非対称のカラースキームが確認できます

RGνmat-010-900
バズーカは背面にマウント可能。
バズーカ後端や弾倉に精密金属パーツをセット

■パチ組との比較
RGνmat-comp-1-1200
脚は鳥脚化したほうが立ち姿が決まると感じたので、ひざ関節とその周辺を調整して若干の鳥脚化。
なぜか別パーツのアンクルガードは固定化して足のラインのつながりを優先

RGνmat-comp-2-1200
各バーニア内部に精密金属パーツをセット
肩アーマー先端のノズルの塗り分けは地味に大変でした

RGνmat-012-900
アクションポージングです。その1

RGνmat-013-900
アクションポージングです。その2

RGνmat-014-900
ビームサーベルのブレードは蛍光塗料のグラデ塗装で発光した状態を表現
どのようにしたのかはこちらをご覧ください
>>ガンプラのオススメHow to 「LEDとか使わずに発光して見えるビームサーベルの塗装仕上げの話」

RGνmat-016-900
トップ画像の裏側です
このアングルだと青部分が少なく見えるので。ユニコーンガンダムのようにも見えたり見えなかったり
そうそう、シールド裏も抜かりなく塗り分けて仕上げています

RGνmat-017-900
付属品はこの通り、
透明アクリルディスプレイスタンドにはタイトルラベルをセット。
立たせた時にバランスが取れない時に使えるフィンファンネルをサポートする20x20x20mm透明アクリルキューブも付属
キット付属のパイロットフィギュアは無塗装状態で付属します
(その他撮影用スタンドなどは付属しません)

今回はカラーリングに力を入れた制作になりましたが、いかがでしたか?
いつも最後まで見ていただいて感謝です。 >> mat