オラザク大賞「The GUNDAM」の梱包はこんな感じ

ホビージャパンの編集部から新宿ヨドバシカメラを経て、帰宅。そしてまた松本文教堂での展示を経て一昨日帰宅してきました「The GUNDAM」ですが、ここまで無事運搬をこなしてきた梱包について紹介します。
あ、全てハンドキャリーなので宅配便での運搬をこなしてきたわけではないです。でも多分大丈夫。
なぜそんな自信があるかと言いますと、これは情景師アラーキーさんの著書「作る!超リアルなジオラマ」に掲載されているアラーキーさんの梱包を100%お手本ににして作ったものだからです。

 << 模型の楽しみがぎっちり詰まった素晴らしい本です。超おすすめ!

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久々に帰宅した「The GUNDAM」。開梱して、状態をチェックしましたが、全く異常なし!
その梱包がどんなものかと言いますと、↓の開梱手順書の通りです。

開梱手順-2
この作品は全身のハッチがオープン状態なので、いつものスポンジブロックを使った梱包ができません、

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いつもの梱包>> http://matmat825.blog69.fc2.com/blog-entry-973.html

なぜなら、うつ伏せにしても、仰向けにしても、どこかのハッチが梱包材に当たってしまうからです。そこでディスプレースタンドの白アクリル板にを本体を足裏で固定してしまいました。
具体的には、ガンダムのソール内部にナットを仕込み、白アクリル板に穴を開け、白アクリル板の裏からねじを回し込み、ガンダムの足裏をがっちり固定します。
そして白アクリル板を梱包箱に固定すればガンダム本体は梱包箱内部のどこにも触れることなく梱包箱内に収めることができます。

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で、白アクリル板は梱包箱内部に作ったレール(スチレンボードの細切りで作りました)で押さえられている状態です。
これで箱を逆さにしても、寝かせても結構丈夫。
しかし、それだけだと落としてしまった時など、過度な力が加わると、いくら固定ポーズだとはいえ、本体の弱いところがボッキリいきそうなので、スポンジで、箱内部と本体にテンションを加え、さらに箱内に固定してしまいます。
幸いガンダムの肩上部には繊細なディテールはないので、この部分を利用します。
今後、腹部と背面の腰部分にも同じようにスポンジを噛ませると完璧ですね。

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梱包箱内部には上の開梱手順書を添付して、誰でも開梱できるようにしています。
これもアラーキーさんの教えの通りです。
梱包箱自体、結構頑丈にできているので、今後も機会があれば、またこの箱を持って、展示会に参加しようと思います。