撮影環境 なぜ白背景なのか?その作り方は?


なぜmat modeling serviceでは白背景を使って撮影しているのか?自己流の画像の編集方法について、こんな考えや、こんなやり方があるのか、そんなことやってるのね、というお話です。

なぜ背景が白なのか?
top1103-01.png

mat modeling serviceは基本Webベースでの活動なので、画像で作品を伝えることになるんですが、せっかく作り込んだ細部が影になってしまい伝わらないことがよくあります。そこで光がよく回る撮影を心がけようと考えました。撮影ブース全体で光を回せる気がするから背景は白が望ましいのでは?と。あと、被写体がガンダムをはじめカラフルなものが多いので、最終アップ先であり、保存先であるブログのデザインも極力色数を抑えてシンプルにしたほうがいいのでは?、そのほうが被写体が引き立つのでは?、と、いうことで背景色はブログの背景に合わせた白がこの点でも好都合、、そんな理屈です。

肝心なところを、、
さてそんな白背景ですが、撮影環境をあれだけ公開しておいて、肝心なことを書き忘れてました。
あの撮影ブースを試してみた方がいらっしゃったら、ご質問。撮りっぱなしではこんな感じ↓になってしまうのではないでしょうか?

MG-wing-photo-01のコピー
あれー?暗いし、全然同じように撮れてない、、。ごもっとも、うちでも撮りっぱなしで使える画像は皆無でございます(爆)。この画像もこれではブログへアップするには厳しいものがあるので画像処理や編集をやっております。(←もっと早く書け!)


撮影したら編集編集
画像処理や編集にはPhotoshop elementを使っています。
多分同じことはmacにプリインストールされているアプリ「写真」でもできます。きっとWindowsのプリインストールアプリでもできるよね?
下記の手順でやってますが、1.2は運良くイメージ通り撮影できたものについては処理なし、3.4は必ずやっています。

1.明度調整
SC-01.png
レベル補正のカーブを調整します。緑丸の部分の矢印をスライドさせて調整します。目安は背景の一部がブログの背景と同じ色(白)になるくらい
画像の背景全体が背景より暗いと全体的にまだ暗い感じがしますし、背景を全部白にしてしまうと、肝心の被写体(特にガンダムタイプの白い部分の多い被写体は)もどこか白飛びしてしまいそうですし、全体的に眩しすぎる印象なので。

MG-wing-photo-02のコピー
こんな感じで。これは完全に好みですね

2.アングル調整
画像を回転させて、被写体の角度を調整します。特に素立ちポーズの時の角度は重要で、数度アングルを変えるだけで、大地にしっかり立ったり立たなかったりです。
上の回転前の画像はちょっとかかとに重心がかかりすぎていて、背面のウイングの重さに耐えきれてない感が若干あるので、、

MG-wing-photo-03のコピー1
ピンクの矢印方向に回転しました。どうでしょうか?
足元が写ってる場合は、つま先が水平(水色矢印のように)になるアングルに調整するのがコツです
手順としては当然ですが、回転後には四方に背景色とは異なった細長い三角(画像端の緑部分)ができてしまいますので、トリミング前の方が効率がいいのです

3.トリミング
ロングライフルを持って背面にウイングを背負ってるWガンダムのような被写体では、全身を武装までくまなく画面に入れてしまうと、本体がちんまりしてしまい、迫力がなくなってしまいます。強調したい部分以外は潔くカットすることも必要ですね。

MG-wing-photo-04のコピー100
これはほぼ全身が映るように余計なものをトリミングした状態。そこから、、

本体を強調したい時はこんな感じで
MG-wing-photo-05のコピー1

顔の向きやポージングの流れを考えて余白を調整します。通常は顔の向きの方向に余白を多めに取ります
余白の取り方、その量によっては物語性を出すことだってできますね。
mat modeling serviceはテキスト&フォトがコンセプトなので(10年ぶりに書いた!)あまり画面にグラフィカルな文字を入れることはないですが、文字を入れる方はどこに文字を入れるかも考えるのかなあ。

解像度を上げて最初に画像を撮って、ピントがあってればさらに拡大して切り出せます(僕のようなNIKONのD40でもこれくらいは!)(2021年現在はNikon D5500を使っています)
例えばこのようにバストアップなどなど、
MG-wing-photo-06-01.png
いろんな切り出し方を試してみよう
これは足元が写っていないのでまた回転して画像全体の角度を調整しました
拡大すると全体的に暗く感じることがあるので、明るさも都度調整します
このように納得がいくまで、アングル、トリミング、明度調整を繰り返します

4.サイズ(画像解像度)調整
mat modeling serviceでは最大横幅700pixelにしています(2021年現在は最大横幅900pixelでやってます)

これで撮影ブースを使った現在のガンプラ撮影環境についてはほぼ出し終わりました。
あとはポージングとかアングルとか好き嫌いやセンスの部分になっていきますがそこは追い追い、近いうちに。

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