異次元の精密さ エッチングパーツを使おう


プラ材でのディテール表現では細かさに限界があります
そういったディテールを補ってくれる代表的マテリアルがエッチングパーツです。

エッチングパーツとは
簡単に言うと真鍮やステンレスの極薄板を腐食させてパーツの形状にしたものなのですが、非常に薄く、細かい部品を作ることができます。しかし弱点もあって、いわばペーパークラフトのような形態なので、立体感を出すためには折り曲げないといけません(ガンプラでは折り曲げて使う機会は少ないと思います)
エッチングパーツは車や艦船、戦車、戦闘機、あらゆるジャンルの模型ではすでにおなじみでサードパーティーの市場もそれなりにあり、大きな模型店だと壁に下がっているコーナーを見ることができると思います
ガンプラにもごく一部のキット(ムサイとかの艦船モノ)ですが少し付属しているキットがあったり、ノズル内やダクトをデコレーションするパーツが市販されていますが、「このパーツをここに使いましょう」的なパーツの使い方では面白くないじゃないですか?(いっちゃった、、。)
ガンプラは人と異なるやり方を考えてこそだと思うのです。

エッチングパーツをどう使うか
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mat modeling serviceでは10年以上前に購入した1/700大和用のエッチングパーツをちまちま使っています(使用済みで申し訳ない)
それをどのように使っているかといいますと、、

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こんな感じ。
MAやグワジンなどの艦船モデルにはスケールキットの艦船モデルのように模型表面に使うことができます

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このようにプラ材では得られないような異次元の精密感を得ることができます

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グワジンの艦橋の窓枠も大和の手すりを使ってlこんな感じに

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本来大和のクレーンのフレームだった部品ををアンテナに使用。雰囲気、雰囲気!

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強度的には非常に弱いエッチングパーツを可動アクション前提のMSの表面に使うのは難しいですが、奥まった部分などに使う場合効果的です。

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エッチング手すりの部品を凹に使用その1

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エッチング手すりの部品を凹に使用その2

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エッチング手すりの部品を凹に使用その3

汎用エッチングパーツもあります
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このようなハニカムシートとなどもエッチングパーツです(これも使用済みで申し訳ない)ハセガワのモデリングメッシュがオススメです

これをどのようにして使っているかといいますと、、

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こんな感じでダクトなどの開口部に貼るといいアクセントになって非常に模型が盛り上がりますね。さらに言うと、、

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このようにエッチングシートの奥に塗り分けやマーキングが施されており、メッシュ越しに見えると模型の盛り上がりとしてはMAXですね(笑)。エッチングパーツにはそんなパワーがあります。

その他の注意としては
・切り出しはデザインナイフでOKですが、下に木材などを敷くと切りやすいです
・貼り付けには瞬間接着剤を使います。
・塗装の際はプライマーを事前に吹くとある程度は剥離をおさえられるので安心です
 つわものは切り出す前にプライマーを吹いちゃうそうですが、それはやったことがないです
・メッシュ状のエッチングパーツは塗料を吹きすぎてメッシュの目を詰まらせないように注意。

最近タイタニック号用のエッチングパーツを追加で購入しました。
模型売り場でエッチングパーツを見ながら、「これはあそこに使えそうだ」などと考えるのは楽しいですね。

以上です。今回紹介したエッチングパーツ、挑戦する価値はありますよ。異次元の精密さですから。