2016/02/13

カラーリングの変更は急がば回れ


カラーリングの変更を頭の中だけでシミュレーションしてバッチリ決めることのできるモデラーはすごい。僕は無理です(きっぱり)。一箇所のカラーリングの変更くらいなんとかなると思って、あまり考えずに塗装に突入。そしてスプレーブースの前で呆然としてしまう、もしくは塗装を何度もやり直す、、ということをやってました。今回は事前にシミュレーションして自信を持って塗装に臨むことができるHow toですよ。

今回のお題は
このディナイアルガンダムを使ってカラーリングの変更を楽しもう、、です
DSC_0050.png

まずはアイデアのソースですが、今回のカラーリングの変更は模型誌の作例をそのままコピーするというのであれば、その通りに塗装すればいいので何の問題もないのですが、頭の中の漠然としたイメージを視覚化するのであれば、イメージソースを見つけることが重要かと。逆に偶然に見かけたイメージソースにMSのカラーリングのヒントを得ることもありますね。

今回のカラーリングのソースは
BMCIMPEC10s.jpg
この2点のビジュアルです。左のBMCは本体のカラーリング、右のライトはディナイアルガンダムの特徴的なクリアパーツの仕上げのヒントにしました

画像処理ソフトを使ってシミュレーション
名称未設定 2
具体的なシミュレーションの方法はPCの画像処理ソフトを使います。
パチ組のキットの画像をPCに取り込んでシミュレーションするのが、精度、スピードともにオススメです。
僕はAdobe Photoshop Elementsを使っています。

色調検討
本体を背景から切り出して別レイヤー化、主な部品に画像をラフに切り分けて(この場合、オフホワイト、赤、クリア部品のパーツ)これらもレイヤー化して準備OK。
色変更は「色相・彩度」、トーン変更は「明るさ・コントラスト」のみしか使ってないですが、結構なバリエーションができますよ。
スライダーを調整しながらカラー変更を検討するプロセスは非常に楽しい!
ついでにレッドポイントなどをペンシルなどでラフに描いてのバランスも見ておくと良いかと。

設定画稿があればもっと簡単
ディナイアルカラー検討前
設定画稿を利用を利用する方法もオススメです
部品の切り出しが実線を頼って自動選択ツールでできるので簡単です。

ディナイアルカラー検討
簡単にカラー変更をキメるコツは
じゃ、方法はわかったけど、とっかかりが、、ということでしたら、キットの設定画稿のカラートーンを変更することから始めてみればどうでしょうか?実は今回結構本体が暗い色になっていますが、切り出した部品(赤部、オフホワイト部、クリアー部)以外は一気にトーンを暗くしただけです。つまり本体カラーの部品同士の明度差はそんなに変わっておらず、紺色部分がミッドナイトブルーに、グレーバイオレット部分がダークグレーにそれぞれ同じ割合にトーンが落ちただけです。あとは切り出した部分の色調を調整して出来上がり。という簡単さ。
設定画稿のカラーリングはかなり考え抜かれた配色になってることが多いので、それを活かさない手はない。むしろそれを超えたカラー検討は僕にはまだ無理。

じゃ、実際に塗装してみよう
DSC_0036 のコピー

最終的にどう仕上がったというと、これが塗装前。
僕は上記のような検討結果をプリントして塗装中は横に置いて、チラチラ見ながら塗装します。調色する時は設定画稿ベースの方が陰影がシンプルなのでどんな色調なのかわかりやすいです。塗装の時に見るのはタブレットでもいいのですが必ず調色することになるので調色中の色をプリントした色の横に塗って比較できるのでプリントが都合いいのです。

DSC_0014_edited-200.png

これが塗装・仕上げ後の完成状態です。

PCを使ったシミュレーションのいいところは
1、塗装前に納得いくまでカラーの検討ができる
2、レッドポイントなどのディテールのバランスも検討できる
3、塗装時に迷わずに塗装に集中できる
4、おそらくトータルの完成度が向上する

、、ってとこでしょうか?


今回オリジナルカラーと思ってやってましたが、AGEにも同じようなカラーのガンダムが出てたし、よりによってマスターガンダムにも近かったなあと。同時作成のGガンとの光と影がテーマなので、似てもやむなし。そんなこともありますよね。
しかし、今回のようにかっこいいプロポーションのキットだと肉抜き穴の処理して、整面して、あとはカラーリングの変更だけでも完成後の満足度は相当なものになります。おすすめですよー。

関連How toエントリー
[構想] PCでプロポーション検討の話
[仕上げ] レッドポイントの作り方と貼り方の話