LEDとか使わずに発光して見えるビームサーベルの塗装仕上げの話


夏休みなので「ガンプラのオススメHow to」をエントリーするよ

最近のガンプラでは透明樹脂で成形されたビームサーベルのブレードが標準になっています。今回はその透明なビームサーベルのブレード部分の仕上げ方法についてのお話です。

HGUC_BD_06_201708141502097d7.jpg
今回は、サーベルのブレード部分にこんなのとか

DSC_0252_20170814150208d54.png
こんなのとか

DSC_0150-f_201708141501499c4.jpg
こんな仕上げをしてみようという趣向です

■その仕上げの狙いは
もともと成形色そのものが蛍光を帯びていて、発光してるっぽく見えるものもありますが、塗装で一手間かけて、発色のいい成形色の場合より発色良く光って見えるように、発色の良くない、もしくは無色クリアの成形色の場合は極力発色良く、ぼーっと光って見えるようにするのが狙いです。

DSC_0036_20170814150147bfd.jpg
■やり方はとても簡単
ブレード部分をランナーから切り取って、パーティングラインや、ランナーゲート跡をカッターやスポンジやすりで丁寧に処理したら、ビームサーベルの柄との付け根部分を中心に先端にいくに従ってぼかすグラデ塗装をすれば終了です。

■使う塗料は?
塗料はピンクのビームサーベルの場合クレオスの蛍光ピンクで、緑の場合は蛍光グリーンをビン出しで使います。

■コツは?
コツはグラデのボケの範囲はブレード真ん中ぐらいまでで収束。蛍光塗料がのっているのは全体の50%くらいの範囲に止めること、そして最も透明度が低くなるしっかり塗る根元部分でも不透明にしないこと。これはあくまで主観なんですが、この部品は躍動感や活きを表現することが重要な気がしています。なので成形色の透明感は極力生かしたいし、白を使って「活魚の目を濁らせる」ことはしたくないなと。、、とそんな感じで塗るとうまくいく印象です。

そうそう、最後に全体的にフラットコートを吹くとグラデも見えなくなってしまいますし、前述の通り躍動感や活きがなくなってしまう印象なので、トップコートレスがうちのやり方です。

■まとめるとこんな感じ
DSC_0025−02

■じゃどんな効果があるのか?
DSC_00311-01.jpg
塗装したものと未塗装品の比較です。サンプルは今回完成したHGUC Zガンダムです。1/144なので部品としては小さめですね。
うーん、白バックで机直置きだとイマイチ違いがわからないですね。

DSC_0030-01.jpg
黒バックではこの通り。結構発光感ないでしょうか?

DSC00559.jpg
作業机のカッティングマットの上に置いてあるのを見ると結構ぼーっと光って見えてるんですよねー。

そんな感じでビームサーベルの発光部分を表現する一手間でした。
以下これまで作製したMSのビームサーベルカットです。
ではではー。

■こんな感じになるという作例集
20140330093519d6b_20170814150226622.jpg

MG-n_verKa_24_20170814150213832.jpg

MG_Tallgeese_sarbel-10_20170814150212926.jpg

RGMk2-013_20170814150210d12.jpg

DSC_0003_20150906183216240_20170814150153506.png

AGE-08_20170814150152dfb.jpg

DSC_190164_20170814150151f0f.jpg

DSC_0011_20100505224052_20170814150123d23.jpg

201002132231487ac_201708141501226dd.jpg